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シリア難民への緊急支援を行います

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AAR Japan[難民を助ける会](本部=東京都品川区)は、2012年10月よりトルコ南東部でシリア難民支援を実施しています。9月中旬からの「イスラム国」の攻撃を逃れて避難してきたシリア難民に対する緊急支援を行います。

「イスラム国」の攻撃により、15万人が難民としてトルコへ


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西から、アインアルアラブ(クルド名コバニ)、スルチュ、シャンルウルファ、ヴィランシェヒル

イラク・シリア地域でイスラム国家の樹立を一方的に宣言した武装組織「イスラム国」(IS)が9月19日にシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)への攻撃を開始して以来、約15万3千人のシリア人難民が国境を越え、トルコ南東部に避難したと推計されています(国連児童基金・UNICEF 2014/9/26)。

トルコにはすでに約100万人のシリア難民が避難しており、今回の急激な難民流入に対し、トルコ政府、国連、NGOなどの支援はまったく追いついていません。トルコ政府は同国南東部シャンルウルファ県スルチュ郡に新たに3つの難民キャンプを設置しましたが、大多数はキャンプに入ることすらできず、公園やモスクなど公共の場で夜を明かしています。また国境に近いスルチュ郡から、シャンルウルファ市内やヴィランシェヒル郡にも非常に多くの難民が避難しているため、これらの地域への支援も早急に必要とされています。

日本から職員2名を派遣

そこでAARは、10月12日より2名の日本人職員を東京本部より派遣し、緊急支援を行います。シャンルウルファ県スルチュ郡、シャンルウルファ市内およびヴィランシェヒル郡を中心に、現地団体と協力しながら、現地の状況を調査し、その結果をもとに生活必需品を配付する予定です。

AARは2012年よりトルコ南東部でシリア難民支援を開始、食料や生活必需品の配付、障がい者支援、子どもたちの学習環境整備などを行ってきました。現在はシャンルウルファ市に日本人職員が駐在し、シリア難民のトルコでの避難生活をサポートしています。

今後の活動についてはホームページ等で随時ご報告してまいります。

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【このプレスリリースに関するお問い合わせ】

担当:野際・内藤
TEL:03-5423-4511

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