- ミャンマー(ビルマ)のプレスリリース・お知らせ
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2010年12月27日
1月21日(金)はミャンマー緊急支援報告会へ・サイクロン「ギリ」が残した爪跡 -
2010年12月02日
株式会社フェリシモが「みんな、誰かのサンタクロース」チャリティキャンペーン -
2010年11月11日
ミャンマー(ビルマ)・サイクロン「ギリ」の被災者に緊急支援を決定しました
地域に根ざした包括的なリハビリ活動(Community Based Rehabilitation)
難民を助ける会では、2000年3月に、ミャンマーの首都ヤンゴンに障害者のための職業訓練校を開校し、また、2008年5月に襲った大型サイクロンの被災者・障害者への緊急支援を実施しました。緊急支援が一段落した2009年2月からは、復興支援の一環として、障害があってもなくてもともに支え合いながら暮らしていくことのできる社会を目指して、リハビリの提供や、普通学校への就学支援、生計支援やユニバーサルデザインの推進などの、地域に根ざした、障害者の身体的・精神的・社会的なリハビリ活動を行っています。
災害時に浮き彫りになった課題と挑戦
ミャンマー連邦における障害者の割合は2.35%と言われていますが、サイクロンの被災地域には3~5万人の障害者が居住すると推定されています。被災による死傷者約16万人のうち、61%を女性や子どもが占めるとされていますが、これは弱いものほど被害が多かったことを意味します。このことから、障害者が受けた被害も、きわめて大きかったことが予想されます。
難民を助ける会は、サイクロンの被災直後から2009年1月末まで、緊急支援を9ヵ月間にわたって行ってきましたが、活動を通して、障害者の被害が甚大だっただけでなく、支援が届いていないことを痛感しました。
その理由の一つが、障害者への差別です。障害があるのは、前世に悪いことをしたから、という迷信を今でも信じている人たちがいるのです。そこで、2009年2月からは、大災害からの復興の一環として、障害の有無にかかわらず暮らすことのできる社会の構築に向けての支援活動を実施しています。
地域の人々との協力を通じて広がる可能性

「住居と学校がバリアフリーになったので、これまで家から殆どでることのなかったぼくが、今では友だちと一緒に学校に通うことができるようになりました。」と嬉しそうなウエイ・ヤン・ミン・テットくん(16歳)(ミャンマー連邦ヤンゴン管区)
従来から実施されていた施設での支援や村を巡回して実施する支援に代わって、新しく生まれた、その地域に住む人々が主人公となって活躍するアプローチがCBR(地域社会に根ざしたリハビリテーション、community-based rehabilitation)です。
地域の人々、医療機関、学校、行政と手と手を取り合って、次のような活動を行います。
1)車イス・松葉杖、義肢装具などの補助具を提供して移動を促進
2)学校に通えるようにする支援
3)公共施設や住宅の設備改善を通した暮らしやすい街づくり
4)必要な医療機関や支援団体の紹介活動(照会サービス)
5)研修・啓発活動
6)障害当事者による自助組織の結成・活動支援
7)就業・生計支援
例えば、障害児へ車イスを配布するのに加えて、家族や本人にリハビリの方法を伝授し、また、住居の入口をスロープにすることで外出できるようにし、学校に通えるよう、先生や生徒、ご両親にも啓発活動を通して働きかける他、必要に応じて、家畜を提供するなどして、本人や家族への生計支援も行います。
リーダーとなった、現地の障害者
活動の主役が地域の人々であることから、活動を推進するリーダーも、熱意と専門性の両方を併せもつ障害を抱える現地の人となりました。下記がそのリーダーからのメッセージです。

ネイリンソウ:2006年から難民を助ける会が支援するミャンマー「子どもの家」のスタッフ。2009年2月より難民を助ける会に出向し、CBR事業のマネージャーを務める
合言葉は"Build Back Better"(よりよい社会を目指して)
この活動はサイクロンの被災後に始まりましたが、私たちは、この活動を通して、ただ被災前の状態に戻すだけでなく、すべての人にやさしい、よりよい社会の実現を目指しています。これからも、応援のほど、よろしくお願いいたします。



