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スマトラ島沖大地震緊急支援速報...第8弾 家が倒壊した住民へのシェルター支援が進んでいます

2009年12月20日  スマトラ地震緊急支援
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シェルター建設に必要な工具を手渡す

シェルター建設に必要な工具などを各世帯に配布します(左はSVAの薄木氏。右は東京事務局の松本)

難民を助ける会は、インドネシア・スマトラ島沖地震被災者支援のためスタッフ2名を被災地に派遣。2009年10月7日(水)から特に被害の大きかった西スマトラ州パダンおよびパダンパリヤマンにて、食糧と生活物資を配布、11月9日からはジャパン・プラットフォームの助成を受け、パダン市内の障害児学校約34校の生徒約1,500人全員に対し、1人1日当たり1kgの米を緊急支援物資として毎日継続して12月半ばまで配布しました。

2009年12月からは、SVA(シャンティ国際ボランティア会)との協力の下、家屋に甚大な被害が出た2つの集落182世帯のシェルター(仮設住宅)建設支援を行っています。

一方で、シェルターに必要な資材を建築現場まで運びます。現場はパダンパリヤマン県のピサンとブキ・ジャリンという2つの集落。同県の中心地・コタパリヤマンから車で1時間半ほどかかります。

資材は、一度にすべてを渡すのではなく、建築の工程を5つにわけ、住民の進捗状況に合わせて必要な資材を渡すようにしています。各工程では、SVAおよび難民を助ける会のスタッフが必ずモニタリングを行っています。これまで182世帯すべてにおいて、シェルターの基礎部分の作業が完成し、次の工程に入りました。

村人たちが雨つゆをしのげるシェルターの完成を目指し、難民を助ける会は支援を続けます。

※この事業は、皆さまからのご寄付に加え、株式会社東芝からのご寄付により行っています。

資材を確認しトラックに積み込むスタッフ

シェルターの土台となる182世帯分のセメント、くぎ、ロープの個数を確認するスタッフ。かなりの時間を要します

牛が引くリアカー

トラックが通れない奥地へは、バイクで。バイクでも通れない場所はリヤカーか牛を使って資材を運びます

建設工事のようす

SVAと難民を助ける会の供与した工具で建設を進める住民たち

念願の我が家がもうすぐ出来上がる

「私のお家ができるんだ」完成が待ち遠しい親子

まだまだ被災地への支援は足りていません。どうか引き続きご協力をお願いいたします。

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