活動ニュース

東日本大震災(36):被災者の方々へ温泉を届けよう!

2011年04月19日  日本緊急支援
RSS

温泉につかり、身も心もリラックスしてほしい

温泉を運ぶ特殊ローリー車

温泉を運ぶ20トン特殊タンクローリー。100キロ走っても温泉の温度は1時間で1℃しか下がらないという特殊性能つきです

難民を助ける会では、「被災地へ温泉を運ぼう!」プロジェクトに協力しています。

このプロジェクトは、避難生活が続きお風呂に入れずにいる被災者の方々に、温泉に入って少しでもリラックスしていただこうと株式会社アセンディア(東京都品川区)の須藤悟氏が発案。様々な企業や団体、個人が賛同し、特殊タンクローリー車(積載量20トン)や車両運転手の無償提供、被災地での受け入れ場所の調整、温泉の提供、お湯の積み込みや配湯など、協力して行われています。

 

■「被災地へ温泉を運ぼう!」プロジェクトの協力企業・団体

  • 万葉倶楽部株式会社(神奈川県横浜市)
  • 宮城県大崎市
  • 株式会社アセンディア(東京都品川区)
  • 鳴子ツーリズム研究会(宮城県大崎市)
  • 山学校協議会(宮城県大崎市)
  • 難民を助ける会

(このほか、多くの個人の方々が協力しています)

初回となる4月9日には神奈川県の湯河原温泉にご協力いただき、8時間かけて宮城県東松島市まで温泉を運搬。避難所となっている矢本第一中学校、赤井市民センター、牛網小学校、浅井公民館の4ヵ所に配湯し、被災者の方々に温泉に入っていただきました。湯船には近くの幼稚園のプールや公民館の湯船などを利用しています。
4月12日からは宮城県の鬼首温泉のご協力で、東松島市と石巻市の下記5つの施設に毎日お湯をお届けし、1日500~600人の被災者の方々に入浴いただいています。

■現在配湯している施設

  • 東松島市:矢本一中(移転先へ配湯)、牛網コミュニティーセンター、赤井市民センター、浅井公民館、宮戸小学校
  • 石巻市:社会福祉法人石巻祥心会

 

被災地では、「震災後1回しかお風呂に入っていません」といった声が今でもたくさん聞かれます。このプロジェクトが、少しでも被災者の方々の癒しにつながることを願いつつ、5月の連休明けまで実施する予定です。

rpt1104_627_2jieitai.jpg

避難所となっている矢本第一中学校に到着。タンクから温泉を引き込む(4月9日撮影)

仮設風呂に温泉を注ぎ込みます

自衛隊の方にご協力いただきあたたかい温泉を湯船に注ぎ入れます(4月9日撮影)


※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

緊急募金にご協力ください

皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

最新情報はTwitter、メールマガジンでもお知らせしています

< 活動ニューストップに戻る

ページの先頭へ