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東アフリカ地域干ばつ:緊急支援チームがガリッサに到着

2011年08月10日  ケニア緊急支援
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ケニアのガリッサで支援物資配付に向けて調査

左から、ケニアの首都ナイロビ、ガリッサ、ダダーブ

難民を助ける会の緊急支援チーム3名は8月5日にケニアの首都ナイロビに到着し、東アフリカ地域に広がっている食料危機の被災者支援活動を開始しました。難民を助ける会のナイロビ事務所を拠点に、市内でケニア政府災害対策センターの担当者と会合するなど情報収集を重ね、支援活動を行う場所や日程について検討しました。もう一人の緊急支援チームメンバー、川畑嘉文も8日にナイロビに到着しました。

8月9日、緊急支援チームの五十嵐豪と河野洋はケニア北東州の町ガリッサに移動しました。ガリッサはナイロビから東へ車で4時間ほどソマリア方面に移動したところにあり、ソマリアと同様に食料不足が起こりつつあります。ガリッサ県知事とも話し合いを行い、この町の約500世帯を対象に支援物資を配付することにしました。対象となるのは、干ばつの影響のある地域の高齢者や障害者、干ばつの影響で移動してきた遊牧民など、支援の行き届いていない人たちです。

今後、配付場所の下見など準備を進め、ナイロビで手配した支援物資をガリッサに運び、今週末(8月14日)にも配付を行う予定です。また、さらにソマリア寄りのダダーブでも同様の調査と支援物資配付を行う計画です。今後とも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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ガリッサ県知事のイルング氏(右)に食料危機の状況について尋ねる難民を助ける会の河野洋(かわのひろみ)

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ガリッサにて職員のイブラヒムと話し合う河野洋

※この活動は皆さまからのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

緊急募金にご協力ください

被災者支援のための募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会

*通信欄に「東アフリカ干ばつ」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 河野 洋

2009年11月より東京事務局に勤務。スーダンの水・保健事業やザンビアのHIV/エイズ対策事業などを担当。2010年パキスタン洪水や2010年ハイチ大地震の緊急・復興支援にも携わる(福岡県出身)

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