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東日本大震災:スタジオジブリ最新作『かぐや姫の物語』試写会を相馬市で開催しました

2013年12月06日  日本緊急支援
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『かぐや姫の物語』試写会場は、開場の2時間前から人が集まり長蛇の列となりました。入場券を確認するAARの浅野武治(右)と横山恵久子(左から2人目)(2013年11月22日 福島県相馬市)

2013年11月22日、AAR Japan[難民を助ける会]は、相馬市総合福祉センター「はまなす館」(福島県相馬市)で、株式会社スタジオジブリによる最新映画『かぐや姫の物語』の先行上映会を行いました。配給元の東宝株式会社、東宝アド株式会社のご協力のもと、特定非営利活動法人ピースウィンズジャパンと共同での開催です。

「試写会のスタートを、映画館のない相馬市から」

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上映前に参加者の皆さん全員と記念撮影(前列左から、相馬行胤氏、西村義明プロデューサー、高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサー、AAR理事長・長有紀枝)(2013年11月22日 福島県相馬市)

はまなす館の試写会会場に集まったのは、親子連れなど約500人の皆さま。開場予定時刻は14時30分でしたが、その2時間も前から待合ロビーにはもう映画を待つ人の姿が見えはじめ、気づけば長蛇の列。親子でジブリ作品の大ファンですという人が多く、人気の高さが伺えました。

15時に開演すると、相馬行胤(みちたね)氏(当会創設者・相馬雪香の孫)と当会理事長の長有紀枝が登壇し、ご挨拶。開催に至るまでの経緯と、相馬雪香(前会長)と相馬市とのゆかりを話しました。

その後、『かぐや姫の物語』の高畑勲監督が舞台に登場すると、客席からは一斉に携帯カメラのシャッター音が鳴り響きました。事前にお配りしていた案内状には、日時と場所のほかには「スペシャルゲストによる挨拶」とのみ書いていたのですが、「まさか、監督ご本人が来てくれるとは」「手が震えてうまくカメラが撮れない」という方もおられました。

高畑監督が、ご自身の戦争体験も交えながら、「当時は本当に何もなかった。東日本大震災の後は皆さんも大変不自由な生活だと思います。そこで、映画館のないこの相馬市で、試写会のスタートを切ることにしました」と話されると、客席は感激した様子でした。

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高畑勲監督がご自身の戦争体験も踏まえ、相馬市民の皆さまを激励されました(右はAAR理事長の長有紀枝)(2013年11月22日 福島県相馬市)

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高畑勲監督が舞台に上がると、客席はざわめき、一斉にカメラが向けられました(2013年11月22日 福島県相馬市)

「一生の思い出になります」

試写会終了後は、多くの方々が目を赤くし涙ぐみながら出てこられ、ドアの近くに立つAARスタッフのところにわざわざお礼を伝えに来てくださる方もいました。

そのひとり、相馬市在住の小野川弘美さんはジブリの大ファンで、これまでの作品はすべてご覧になっているそうですが、「今回の作品も素晴らしかったです。試写会の抽選に当たっただけでも感激なのに、高畑監督やプロデューサーの皆さんがこんなところにまで来てくださるなんて」と涙を流され、「映画館がない町で、大好きなジブリ作品を大画面で見られて、一生の思い出になります」と話してくださいました。

上映会の後、目を潤ませていた坂脇彩花さんは小学5年生。「どこが良かった?」という質問には「(かぐや姫が)走るところ」。まだ映画を観ていない方のために詳しくはご説明できませんが、かぐや姫の想いがしっかりと彩花さんに伝わったことがわかる感想でした。

被災地を元気にするジブリ作品の力をあらためて感じました。相馬市での開催を可能にしてくださったジブリの皆さま、東宝株式会社の皆さま、ご協力くださったすべての皆さまに心より御礼申し上げます。

ジブリの作品はすべて観ているという小野川弘美さん親子。「今日は最高の思い出になりました」(2013年11月22日 福島県相馬市)

これまでは「トトロが一番好き」と言っていた坂脇彩花さん(10歳)。試写会後は「これ(『かぐや姫の物語』)が一番!」になりました(2013年11月22日 福島県相馬市)

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 伊藤 美洋

大学卒業後、企業勤務を経て1996年よりAARで広報担当。3児の母。

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