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アフガニスタン:地滑りで家を失った被災者に生活必需品を届けました

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アフガニスタンで洪水・地すべりが発生

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オレンジ色がバダフシャン州、赤丸が今回支援を行ったアルゴ地区。青丸がAARの事務所がある首都カブール(Source: OCHA/ReliefWeb)

2014年4月から5月にかけて、アフガニスタン北部では断続的に大雨が降り、27県132地区で洪水や地すべりなどの水害被害が発生しました。アフガニスタン全体で被災者数は125,000人に上り、14,440軒の家屋が全半壊の被害を受けました(OCHA、5月22日時点)。

5月20日から27日にかけて、AARアフガニスタン・カブール事務所のバシール・バーセルとサデク・アリアンファーが被災地に入り、被害状況や支援の必要性について調査を行いました。その結果、地すべりで大きな被害が発生したバダフシャン州アルゴ地区で緊急支援を行うこととしました。

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地滑りが起こったバダフシャン州アビ・バラク村で被災状況を調査するAARのサデク・アリアンファーとバシール・バーセル(2014年5月)

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地すべりによって崩壊したアビ・バラク村の民家(2014年5月)

アフガニスタンは現在外務省により退避勧告地域として指定されており、日本人職員は渡航することができないため、アフガニスタン人スタッフ28人でカブール事務所を運営しています。そのため、今回の緊急支援は日本人職員を派遣することなく、現地職員のみで行いました。現地で緊急支援活動にあたったサデク・アリアンファーからの報告です。

「お母さんも私の家も泥が呑み込んで...」

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アビ・バラク村近郊に設置された仮設テント村には被災した約350世帯が暮らしています

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母親を亡くした女の子(中央奥)に話を聞くAARカブール事務所のサデク・アリアンファー(左端、2014年5月)

バダフシャン州アルゴ地区では、大雨による地滑りが発生し、多くの家が失われました。住むところを失った350世帯(約2,000人)の被災者の方々は、近くに設置されたテント村で不安な生活を送っています。

テント村で、14歳の女の子に話を聞きました。「最初の地滑りがあったとき、地震かと思いました。すぐにお母さんは私と弟たちを外に出し、『私は家の荷物を持って出るから先に逃げなさい』と言って家に戻っていきました。お母さんが家に戻った後、すぐに大きな地滑りが起こり、泥が私の家もお母さんも飲み込んでしまいました。今わたしは、結婚した姉のテントで一緒に暮らしています。まだ乳飲み子の弟がお母さんを探して泣くたび、みんな胸を痛めています」。

生活必需品を350世帯へ配付しました

AARは現地をよく知る地元女性支援団体(AWOR:Afghan Women's Organization for Rehabilitation)と協働で、被災世帯の調査やニーズ調査を進めました。上下水道の整わないテント村の方々ができるだけ衛生的な暮らしができるように、被災者には蚊帳(マラリア防止)、石けん、食器洗剤、洗濯用洗剤を配付することにしました。

支援物資の購入は首都カブールで行いました。被災地のバダフシャン州への物資輸送は容易ではありませんでした。カブールから被災地への飛行機が急遽運航停止になるなどのトラブルを乗り越えて、何とか350世帯の被災者全員に支援物資を届けることができました。支援物資を受け取った人々からは、感謝の声を多数いただいています。

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各世帯の代表者に集まってもらい、順番に支援物資を渡しました(2014年8月5日)

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配付された洗濯用洗剤がさっそく役立っています(2014年8月10日)

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テントの中に蚊帳を張りました。これでマラリアの心配もありません(2014年8月10日)

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首都カブールで配付物資を準備する現地職員達。今回の支援活動はアフガニスタン人職員のみの手で行われました(2014年7月20日)

※この活動は、皆さまのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成を受けて行いました。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

アフガニスタン・カブール事務所 サデク・アリアンファー

2010年12月よりカブール事務所勤務。プロジェクトアシスタントとして、地雷回避教育を始めとするプロジェクトの管理などを行っている

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