活動ニュース

創立35周年の集いを行いました

2014年09月16日  日本
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AAR Japan[難民を助ける会]の創立35周年を記念したさまざまなイベントを予定しております。ぜひご参加ください。
当日は心配された雨もなく多くの方にお集まりいただきました

遠方からお越しくださった方も多数おられ、約80名のご参加をいただき、会場は満席になりました

2014年6月21日、日本プレスセンタービル(東京都千代田区)にて、2013年度通常総会と創立35周年記念イベント「35周年の集い」を開催しました。総会には会員の皆さまと理事・監事合計38名が出席。2013年度の事業報告・決算、2014年度の事業計画・予算などが承認されました。2013年度の決算報告と総会の記録は以下のページでご覧いただけます。

「35周年の集い」について、広報担当の小川祐子が報告します。

35年間の感謝をあらためてお伝えしました

「35周年の集い」では、会員・支援者の皆さまに、あらためて日頃のご支援の感謝と、AARの今後の方針をお伝えするとともに、皆さまがAARに期待することなどを伺いました。

「35周年の集い」プログラム

挨拶

これまでの35年に寄せて(AAR会長 柳瀬房子)

報告

現地に根付くAAR―現場で見た草の根の成果と今求められる支援―
(アジア統括・AARラオス駐在代表 岡山典靖)

ビデオ

現地社会で育つAARの芽
(ミャンマー、アフガニスタン、スーダン各事務所現地スタッフからのビデオメッセージ)

講演

国内での難民支援への知見を深め、現場に活かす
(社会福祉法人さぽうと21 高橋敬子事務局長)

ミニトーク

今後のAARに期待すること
(支援者・ボランティアの皆さま:長濱明美さま、石原裕久さま、斎藤指揮さま)

講演

次の35年への挑戦(AAR理事長 長有紀枝)

冒頭、会長の柳瀬房子(写真下左)からは、この35年間、会がいつも順風満帆だったわけではなく、財政上、また運営上の問題に直面した経験に触れ、様々な問題に直面しながらも、皆さまのご支援のおかげで今日まで活動を続けてこられたことに、繰り返し感謝が述べられました。

続いて、ラオス駐在代表として長年障がい者支援に携わる岡山典靖(写真下右)が、これまでの活動や、支援を届けた方々との交流を、写真を使って報告しました。また、息の長い支援の大切さを訴えました。笑いを交えたエピソードもあり、会場は和やかな雰囲気になりました。

会長の柳瀬は、心からの感謝をお伝えしました

会長の柳瀬から、「ご支援くださる方の中には、ご自身の経済的状況が厳しい方、病床にある方などもたくさんおられる」と、その中でもAARにお気持ちを託してくださることに、心からの感謝をお伝えしました

ラオス駐在代表の岡山からは、駐在員ならではの現地の方との交流も紹介されました

「支援を行う際には、障がいのある方々自身の、もっとこういう生活がしたい、もっとこんなことをしてみたい、という動機が最も大切。その思いに応える活動が大事です」と実感をこめて語る岡山

次に、海外の現地スタッフの声を、ビデオ映像で聞いていただきました。AARには現在14ヵ国に約300名の現地スタッフがいます。ミャンマー・ヤンゴン事務所のニン・ワーワー・ウィン、アフガニスタン事務所のナデル・シャー、スーダン事務所のサナ・バシール・イブラヒム・エルナウが、AARでの仕事のやりがいや、AARで働くことを通してどのように自分が変わったか、またこれから取り組んでいきたい活動などについて、語りました。

社会福祉法人さぽうと21の高橋敬子事務局長からは、さぽうとの活動も紹介されました

「難民問題は今も、遠い国の遠い話ではなく、日本にも難民の方がいて、問題があることを知ってほしい、想像力を持ち続けてほしい」と語りかける高橋事務局長

続いて、AARの姉妹団体である、社会福祉法人さぽうと21の高橋敬子事務局長に、講演をいただきました。さぽうと21は、設立当初のAARが行っていた、日本国内の難民支援活動を引き継ぐ形で、1992年に設立されました。

高橋事務局長からは、さぽうと21設立当時の状況が語られました。また、別々の団体に分かれた意義の一つとして、日本国内でも、そして難民の出身国でも支援ができることを、ミャンマーを例に説明されました。ミャンマーで、AARは障がい者支援を行っています。一方さぽうと21では、ミャンマーから日本に逃れてきたミャンマー難民の方の生活を支援しています。ミャンマー政府は国外に逃れた難民の方々に対して否定的な見解を取っているため、ミャンマー国内で活動している団体が、ミャンマー難民の支援を始めると、ミャンマーでの活動は続けることができません。このように、別の団体となることで、補完しあってより多くの人に支援を届けることができるのです。

支援者の皆さまから3名の方にお話しいただきました。年代は30代から70代まで幅広い皆さまです

「AARの知名度が上がるような広報に、より努めて欲しい」、「ボランティア、支援者などAARを応援している人たちと、スタッフがもっと交流できるようにしてはどうか」などのご意見をお寄せいただきました

休憩を挟んで、「今後のAARに期待すること」と題して、ボランティアや会員として支援くださっている、長濱明美さま(左)、石原裕久さま(中)、斎藤指揮さま(右)の3名の方々に、ご登壇いただきました。AARと出会ったきっかけや、ボランティアの長続きの秘訣、AARの良いところ、今後のAARに期待することなどをお話しいただきました。

AARの今後について力強く語る理事長の長有紀枝

AARが35年間、活動を続けてこられた意義を強調する理事長の長

最後に、理事長の長有紀枝が、「次の35年に向けて」と題して講演を行いました。 長はAARが35年を迎えたことについて、AARが必要とされるような、世界の悲惨な状況がなくならないということは非常に悲しいことだが、政治的、宗教的など何の後ろ盾もない団体がここまで存続してきたのは、日本人がそれだけ、世界の問題に無関心ではないことの表れであり、喜ばしいと述べました。 また今後の活動にあたり、次の5つの点に配慮していくことを表明しました。①防災・減災・レジリエンス(復元力の強化)の視点を持つこと、②ジェンダー・障がい者をはじめ、弱者や少数者に配慮した視点を持つこと、③"Do No Harm"(支援活動が弊害をもたらさない)の原則を守ること、④地元の方々の主体性を尊重し、人材育成を心がけること、⑤不偏不党の立場を貫くこと。 これらの点を大切にしながら、支援活動はどうあるべきかを常に会内、理事会、また総会などの場で議論を続け、これからも、常に困難な状況にある方々の傍に在ることを何より大切にして、活動を続けていく決意を表明しました。

支援者の皆さまとの和やかなひととき

35周年の集いに引き続いて、プレスセンタービル内のレストランで、懇親会も行いました。 懇親会には、約90名の方がご参加くださいました。

副理事長の加藤タキからは、お一人おひとりに感謝の声をかけながら副賞を手渡しました

特に長年にわたり、多大なご支援を賜りました方々に、会長の柳瀬、副理事長の加藤タキより感謝状と副賞をお渡しました

特別顧問の吹浦忠正は、お一人おひとりのお名前を読み上げてAARとの関わりをご紹介しました

特別顧問の吹浦忠正より、感謝状をお渡ししたお一人おひとりをご紹介しました

ご自由にテーブルにお座りいただき、スタッフもおじゃまして支援活動の現場の様子などをお話ししました

参加された皆さま同士、またスタッフを交えて、お話の尽きない会となりました

参加された方の中には、「35周年の集い」でたまたま席が隣り合い、懇親会のときには初対面とは思えないほど親しくお話しをされていた方もおられました。AARを通して支援者の方同士がつながる様子を伺え、とても嬉しく感じました。 また、「長年会員だけれど、35周年のイベントがあったので今回初めて総会に参加しようと思った」とか、「AARの方針や考え方がよく分かった。これからも応援したい」など嬉しい言葉をたくさんいただきました。 支援者の方と直接お話をしたり、ボランティアの方からじっくりとお考えを伺い、あらためて、AARが多くの方々に支えられて、ここまで来ることができたことを強く感じました。 ご参加くださいました皆さま、これまで会を支えてくださった全ての皆さまに、重ねて心より御礼を申し上げます。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 小川 祐子

2008年12月より東京事務局で広報・支援者サービスを担当。大学、大学院で国際法を専攻。公務員として6年勤務後、AARへ(東京都出身)

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