活動ニュース

ミャンマー:深刻な影響の続く水害被災地

2015年08月19日  ミャンマー緊急支援
RSS

AARはミャンマーで7月から発生した洪水の被災者支援を実施しています。現地協力団体MILIは、障がいのある方々の自助団体で、国内各地に事務所とネットワークを持っています。災害時に特に困難な状況におかれてしまう障がいのある方々に聞き取りをし、ニーズの高かった地域で緊急物資の配付を開始しました。

水が引いてきた地域もありますが、その爪痕は大きく、広範な地域で今も国内外からの支援を必要としています。

引き続き被災者支援に皆さまのご協力をお願いいたします。

rpt1508_1841_1.jpg

被災状況の調査に向かうMILIのメンバー。水が引いた後も未舗装の道路はぬかるみ、移動を阻みます。竹を織り込んだものを道路に敷く応急処置がなされていました(2015年8月13日、バゴー地域)

rpt1508_1841_5.jpg

地方には竹の壁や屋根で作られた家が多く、政府発表では1万5千棟もの家が損壊しました。そのうち1万棟がラカイン州での被害です(2015年8月13日、ラカイン州)

rpt1508_1841_4.jpg

洪水時の水位は2メートルにも達し、雨季に備えて高床式に作られた家も浸水するほどでした。当時の水位を指し示す住民(2015年8月13日、ラカイン州)

rpt1508_1841_2.jpg

調査のため避難所に向かうMILIの職員。MILIには障がいのある職員も多くおり、彼/彼女らだから把握できる障がい者のニーズがあります(2015年8月15日、ヤンゴン)

rpt1508_1841_3.jpg

避難生活を続ける住民に疲労の色が濃くなっています。洪水発生以来、累計で30万世帯が避難を余儀なくされました。(2015年8月15日、ヤンゴン)

rpt1508_1841_6.jpg

調達した支援物資を仕分ける協力団体MILIの職員。食料や衛生用品、毛布、防水シートなど、世帯別に手際よく詰めていきます(2015年8月12日、ヤンゴン)

緊急募金にご協力ください

募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「アジア水害」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

最新情報はTwitter、メールマガジンでもお知らせしています

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

ヤンゴン事務所 中川 善雄

大学卒業後、日本赤十字社に約5年勤務。その後、国際協力の現場を希望しAARへ。2011年3月より2013年9月までタジキスタン駐在。2013年10月よりミャンマー・パアン事務所、2015年1月より同国ヤンゴン事務所駐在代表。神奈川県出身

< 活動ニューストップに戻る

ページの先頭へ