活動ニュース

ハイチ・ハリケーン:取り残される障がい者

2016年10月21日  ハイチ緊急支援
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AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チーム(大室和也・池上亜沙子)は、大型ハリケーン「マシュー」が上陸し、甚大な被害を受けたハイチで被災者支援を実施するため、現在、特に大きな被害が報告された南部グランダンス県のジェレミー市と南県レ・カイ市の被害状況の調査を進めるとともに、支援物資の調達を行っています。

行き届かない支援

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屋根が吹き飛び、塀も壊れたレ・カイ市の小学校(2016年10月19日)

ジェレミー市は特に被害が大きく、多くの建物の屋根が吹き飛ばされてしまっています。農産物への被害も大きく、農業で生計を立てている郊外の住民は、生活の糧を失いました。

これまでも物資配付は行われていたとのことですが、AARが聞き取りをしたところ、障がいのある方々は物資配付などの情報をなかなか得ることができず、支援から取り残されていたことがわかりました。現在、現地の障がい者団体を通じ、ニーズの調査を行っています。「家が全壊して寝る場所がない」、「歩行器が必要」など、さまざまな声が届いています。

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配付する食品のサンプル。ハイチの人に馴染みのあるものを選んでいます(2016年10月16日)

ニーズ調査と並行して、障がい者の方々へ食料や衛生用品などの物資を配付するため、首都ポルトープランスで物資の調達も進めています。物資はこれからポルトープランス市からレ・カイ市の倉庫まで往復で運搬していきます。

現地の治安は悪化しており、他団体によって物資配付が行われた際、暴動が起きたという情報もあります。AARは被害の調査をさらに進め、配付時の混乱を避けるために配付場所を慎重に選び、安全管理に最大限の注意を払いながら、物資配付を行っていきます。
どうか緊急募金に皆さまのご協力をお願いいたします。

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視覚障がいのある男性から話を聞くAARの池上亜沙子(2016年10月18日)

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支援を求めて集まる視覚障がいのある人たち(2016年10月18日)

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