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九州豪雨:避難所の課題を協議...11日の支援活動

2017年07月12日  日本緊急支援
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会議に臨む高木卓美(左端)と大室和也(2017年7月11日)

AAR Japan[難民を助ける会]の緊急支援チーム(大室和也、高木卓美、三木将)は7月11日、朝倉市役所と被災地で活動する他の支援団体との会議に出席しました。この会議は災害現場での調整役を担う、特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の呼びかけで開催されたもので、約30名が参加して避難所が現在抱えている課題について話し合いました。

朝倉市には避難所運営の経験がなく、さらにこれから市役所の通常業務も始まることもあって、各団体のこれまでの経験を踏まえた助言や専門分野での支援を必要としていました。AARからは、高齢者などへの一層の配慮が必要だと訴えました。これまで訪れた避難所では高齢者が多くを占めていましたが、板張りの床で寝ることを余儀なくされ、段ボール製の簡易ベッドやイスが避難所に届いているにもかかわらず、山積みにされたまま使われていないといったケースが目立ったからです。

また、昨年の熊本地震で甚大な被害を受けた益城町の職員からは、経験を踏まえた行政面でのアドバイスがありました。他団体からも現在の避難所について多くの課題が挙げられました。例えば、女性向けの支援物資が周囲から見える場所にむき出しに置いてあり取りづらい、支援物資などについて要望を出せることを避難者自身が知らない、などの指摘がありました。

朝倉市立比良松中学校近くの川では泥の除去が進んでいました(2017年7月11日)

発災から日数が経つにつれ、避難者の方の心情には変化が見られます。避難したことにより地元の集落やコミュニティの住民と離れ離れになり「避難所は知らない人ばかりで寂しい」という声や、特に被害の大きかった地域では「この先、元のコミュニティに戻ることはできるのだろうか」という不安の声も挙がっているようです。

朝倉市の避難所は7月11日現在で10ヵ所にのぼります。これから集約されていくということですが、どこを閉鎖し、どこを残すのかは決まっていないため、避難者はいまだ落ち着くことができません。また、朝倉市の小中学校では一学期の終業式を7月10日に前倒しにして夏休みに入ったため、これから子どもたちが避難所で過ごす時間も長くなります。

これまでに見えてきた課題を踏まえ、今後避難所がすべての人に配慮が行き届く環境になるよう、避難生活が少しでも改善されるように活動してまいります。

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