- タジキスタンのプレスリリース・お知らせ
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2010年09月28日
11月2日(火)はタジキスタン活動報告会「障害者の可能性を広げる」へ
医療支援 ~障害者がより良い診療を受けられるために~

作業療法の指導を行う、国際医療福祉大学の河野講師(左・難民を助ける会より現地へ派遣)
タジキスタン政府は、恒常的な予算不足に直面しており、政府が医療分野に支出出来る予算は極端に限られています。そのため、老朽化した機材が交換されない、医療施設は雨漏りが絶えない等、医療環境水準は今だ低い状況です。
地域の中心都市では、最新の医療器材を設備した施設が出来つつあるものの、こういった施設では高額な医療費を請求する場所が多く、財政的に逼迫した障害者家庭が裨益することは少ないのが現状です。従い、障害者を持つ家庭の介護負担は小さくありません。
また、タジキスタンの医学会では、「障害は悪いもの、治すもの」という考えが強く、「障害とともに生きる」という考えはあまり広まっていません。医療機関の能力向上とともに、障害者も安心して生活出来る社会制度の構築が求められています。
難民を助ける会では、2003年から医療施設の再建支援や、診断機材・リハビリテーション用機材など基本的医療機材の供与を実施してきました。また地域住民へ保健への理解を深めてもらえるよう、各地でワークショップを開催してきました。
2010年は、首都ドゥシャンベにて、障害者のリハビリテーションを専管する病院の診療機能強化を通じて、障害者に対する医療サービスを向上させるプロジェクトを開始します。2010年3月には、河野眞・作業療法専門家が、活動の一環として行う作業療法の紹介、技術指導のため、首都ドゥシャンベに渡航しました。河野専門家は、運動療法の紹介を目的としたセミナーを、病院の職員や障害を持った人たち向けに開催しました。また、供与したリハビリテーション器具を使ってできるエクササイズのマニュアルを作成しました。物理療法が主流であるタジキスタンにおいて運動療法を紹介し、複合的なリハビリテーションを促進できました。
今後も、タジキスタン共和国の障害者がより良い環境で生活出来るように、支援を続けていきます。



