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活動報告
タイトル
この3年間でラオスの車イス工房が見違えるようになりました
報告者
ラオス事務所駐在員 原田真理子
報告年月日
2003年12月
難民を助ける会では、ラオスの首都ビエンチャンで2000年12月より国際協力機構(JICA)との開発パートナー事業として、ラオスの国立リハビリテーションセンター内の車椅子製造を支援して参りました。本事業は今年の12月で3年間のJICAのパートナーとしての事業実施期間の終了を迎えます。この間、車椅子工房は見違えるほどの変化をとげました。国立リハビリテーションセンターの6名の技術者と、難民を助ける会が雇用する6名の障害者技術者は車椅子製造の技術を高め、ラオスの障害者に質の良い車椅子を提供できるようになりました。以下に、ラオスにおける車椅子製造事業の内容と3年間の実績と成果を、原田真理子駐在員が報告します。
■日本の研修で学んだ分業・流れ作業を導入
車イス工房技術スタッフ
車イス工房のラオス人
技術スタッフ
熱心に技術習得に励むラオス人の技術スタッフたちと。左が原田真理子駐在員。
難民を助ける会が支援を開始する前のラオスの国立リハビリテーションセンターの車椅子工房では、6人の技術者が窮屈そうに働いていました。車椅子製造に必要な機械や材料も十分でなく、製造台数は年間でも一ケタ台。そこで難民を助ける会は支援開始直後から、車椅子工房の施設の再建や資機材の調達計画にとりかかりました。同時に、ご自身も車椅子を使用され、日本を含めアジア各地で活躍されている車椅子製造の専門家、上野茂氏のご指導のもと四半期に一度の国内研修を実施。新しい工房の建物が2001年12月に完成すると、技術者は更にやる気を高めていきました。

また、タイ、カンボジア、ベトナム、そして日本での研修を通じ、技術者たちは周辺諸国における車椅子製造、工房の運営方法、障害者支援などに関して学びました。特に日本での研修では、どの技術者も日本人の勤勉さや几帳面さに大きな影響を受けたようです。帰国直後の技術者たちは、人が変ったような働きぶりでした。日本で学んだ分業、流れ作業を導入したこともあり、この時期から月々の車椅子製造台数は30台を越えるようになりました。

■利用者の障害に合わせた車椅子作りが可能に
この車椅子工房では、標準タイプの車椅子に加えて、山道や舗装されていない道が多いラオスではとても役立つ三輪の車椅子も製造しています。最近では、各利用者に合った車椅子を提供するための研修も実施。少しずつではありますが、障害の種類や症状に応じて標準タイプの車椅子に手を加え、その人に合った車椅子に調整することが出来るようになっています。


■障害者自身が車椅子を製造
ポリオ患者のモンさん
ポリオ患者のモンさん(右)
ポリオ患者のモンさん(右)。車椅子を手に入れてから、とても活動的になりました。
この事業では障害者の参加に重きを置き、事業の1年目から車椅子製造に興味がある障害者を募集し、車椅子製造の技術訓練を実施しています。選ばれた障害者は車椅子製造担当の男性が4名、裁縫担当の女性が2名です。ラオスでは障害者の社会参加や就労の機会が限られているだけに、彼らの喜びは大きく、とても熱心に仕事に取り組んでいます。今では全員が車椅子製造事業には欠かせない存在となり、この事業が終了した後も工房での勤務を続けていくことが決まっています。

■車椅子は、社会参加の第一歩
車椅子の提供は、障害者の自立、社会参加の第一歩です。生活の質の向上に即繋がるわけではありませんが、障害者にとっては車椅子のおかげで夢や希望が広がります。ポリオで歩けなくなったモンさん(右上写真)はこれまでただ家の中でじっと座り、何もしない生活を送っていました。この工房で作られた車椅子を貰ってからは、友だちと一緒に森へたけのこ狩りに行ったり、家事の手伝いをしたりと、活動的です。
また、形成不全の男性、トイさんは生まれてから一度も自分の足で歩いたことがなく、学校へ行くことも出来ませんでした。それでも、勤勉なトイさんはテレビから読み書き、そして、刺繍や竹細工を学びました。刺繍や竹細工を販売し家族の生計を支える彼は、車椅子を手に入れたことでその作業が楽になった上に、家族の負担が減ったことが何よりも嬉しいと話してくれました。このように、難民を助ける会が国立リハビリテーションセンターと協力して製造、配付している車椅子は、障害者の移動能力の向上と自立に貢献しています。

■将来は、ラオス人の手で障害者に車椅子を
将来的には、ラオス人自身で国立リハビリテーションセンターの車椅子工房を自主運営し、それぞれの利用者に合った車椅子を製造、提供し続けていくことが私たちの大きな目標です。この3年間で、現地スタッフの車椅子製造技術は大きく向上し、より質の良い車椅子が製造できるようになりました。しかし、外国の支援から自立して工房を運営していくには、技術だけでなく管理運営能力の向上と財源の確保が必要となります。そこで難民を助ける会では、開発パートナー事業終了後も国立リハビリテーションセンターに対する支援を継続し、工房の運営と人材育成、そして製造資金を回収し次につなげる方法の強化に力を入れていくことを決定しました。

■車椅子提供のためのスポンサーを募集中です
工房の技術者が車椅子の材料を安定して調達し、良質の車椅子を製造、配付し続けていくためには、車椅子を無償で配るのではなく、有料で販売する必要があります。ラオスの障害者の多くは職を持たず貧困層にあるため、購入費用の全額を負担するのは困難ですが、より多くの障害者に車椅子を届けるため、可能な範囲で費用を負担してもらっています。どうしても費用負担が難しい場合には、本人に代わって差額、もしくは全額を負担してくださるスポンサーを探し、購入支援をお願いしています。
現時点では、ラオスの障害者、そしてラオスという国の経済状況を考えると、1人でも多くの車椅子スポンサーが必要です。日本の皆さまの温かいご支援とご協力を宜しくお願いいたします。

6,000円あれば、車椅子1台を作るための資機材を揃えることができます。勿論おいくらからでも構いません。ぜひご協力ください。
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