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スマトラ沖大地震とインド洋大津波続報・被災者の声
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インド洋大津波被災者への緊急支援速報はこちら
スリランカに派遣された職員からの緊急リポートもぜひご覧ください。
大屋事務局員 馬場先事務局員

被害の大きかったスリランカ南部のゴールで、被災者の方々から直接お話をうかがいました。


●母親を失ったラックミュー(lakmimee)さん(11歳)

母親を津波で失ったラックミューさん(左)。悲しみに暮れる祖母、叔母と。
母親を津波で失ったラックミューさん(左)。悲しみに暮れる祖母、叔母と。

ラックミューさんは、津波で母親と家を失いました。海岸から徒歩5分の所に住む彼女は、津波発生当時、母、祖母と一緒に自宅でチェスを楽しんでいました。津波に気付いた母親が危険を知らせ、彼女と祖母は高台の寺院に逃れることができました。しかし、母親は近所の子どもたちを助けようとして逃げ遅れ、現在も行方不明のままです。
 チェスが得意な彼女は、これまでに何度もチェスの大会で優勝していました。その大好きなチェスのセットや優勝メダルも、津波で流されてしまいました。そして、彼女をいつも傍で励ましてくれた母親が、今はいません。


●「津波と2時間格闘しました」 Prilinthi IC.Aさん(32歳)

腕の痛みは残るが順調に回復しているというPrilinthiさん。「他の国の人たちのことも心配」と話していました。
腕の痛みは残るが順調に回復しているというPrilinthiさん。「他の国の人たちのことも心配」と話していました。

津波が襲ったとき、ご主人は海で釣りをしていたというPrilinthiさん。夫婦で幼い子ども4人を抱え、無我夢中で襲い来る波と格闘。2時間後、やっと助かったことが実感できたそうです。けれども、近所の人たちの多くが命を落とし、悲しみは癒えません。

海岸沿いの家は全壊。その時着ていた服以外すべてを失い、現在は姉の家に身を寄せています。

辛い状況ながら他の国の被災者たちのことも心配するPrilinthiさん。
「人類は、みな紅い血を分けた兄弟なのだから」という言葉が印象的でした。

■「私より先に娘が死ぬなんて…」Sriya Balageさん(57歳)
自分はなんとか生き延びたものの、娘さんを失ってしまったSriyaさん。
自分はなんとか生き延びたものの、娘さんを失ってしまったSriyaさん。

避難所となっている学校に身を寄せるSriyaさん。大波に流されましたが、学校の柱になんとかつかまり、屋根に上がって逃げ延びました。

けれども 26才の娘さんは、津波で流されそうになった祖母を助けようとして、犠牲になってしまいました。

娘を失った悲しみに、Sriyaさんは多くを語ろうとはしませんでした。

■障害を持つ被災者の調査
また、ゴールでは、津波の被害を受けた地域で障害を持つ人がいないか調査し、実際に車椅子利用の人にヒアリングを行いました。

●車椅子利用の男性W・A・Jayatissaさん(52歳)

糖尿病で足を切断している男性。
糖尿病で足を切断している男性。彼の元にNGOなどが訪れたのは、難民を助ける会が初めてとのこと。

糖尿病のため左足を切断し、知り合いにもらった車椅子を利用しているJayatissaさん。義足などはもっていない。
津波がきたときは、家族が彼を車椅子に乗せてすぐ近くの高台のお寺へ逃げたそうです。自宅は海岸からは数百m内陸なのですが、津波は1.5mほどの高さまできたそうです。
現状では、政府やNGOなどからの支援はなにもないとのこと。
なにが困るかと聞くと、やはり仕事ができないので収入がない、ということだそうです。

●車椅子利用の男性Vijayananda Sahabandu さん(44歳、男性)

屋外シャワー
屋外シャワー。 車イスでそのままシャワーのしたに入り、浴びられるようになっている。南国ならではのアイディア。

8年前ダイビングの仕事中に酸素不足になり下半身麻痺に。津波が来たときは家族や近所の人が助けてくれて逃げたそうです。自宅は、やや海岸から内陸に入った地域なので避難できた、とのこと。
奥さんは、「介護のために外では働けず、内職で組みひものブレスレットを作っているのですが、1個50セントにしかならないので大変です」と話してくれました。

被害の規模があまりに大きく、なかなか障害者の声までくみ取られることが難しい中、難民を助ける会では、これまでにカンボジアやラオスなどで培ってきた、障害者支援の実績を活かせる支援ができないかなど多岐に亘って引き続き調査しています。
 

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