TOPへ TOPへ  
[ サイトマップ ] [ TOPページ ]
会の紹介 活動内容 ご協力方法 ショップ Q&A 活動の記録  
ライブラリー
活動報告
駐在員日記
イベント・キャンペーン
プレスリリース・報道履歴
募金はこちら
イベント情報
サニーちゃんグッズショップ
資料請求
メールマガジンの購読
サイト内検索
夢うさぎ
難民を助ける会を支援するお店
さぽうと21
在日外国人を支援する
社会福祉法人
活動報告
タイトル
橋げたの下の地雷(地雷回避教育の様子・その2)
報告者
アンゴラ事務所駐在 吉田 克弥
報告年月日
2005年3月
難民を助ける会では、アンゴラ西部ルンダスル州のサウリモにて、地雷回避教育事業を行っています。ルンダスル州は首都から遠く離れ、地雷対策事業がほとんど行われておらず、多くの人々が地雷の被害に遭っています。難民を助ける会は地雷や不発弾から身を守るための教育(地雷回避教育)を住民に実施しています。 以下は、吉田克弥駐在員からの報告です。
難民を助ける会が使う車両には、人目を引くロゴマークが。
難民を助ける会が使う車両には、人目を引くロゴマークが。
会の車と知ると、道行く人も手を振ってくれます。

■ヒッチハイクかと思いきや…

私たちが活動するルンダスル州の州都サウリモで使っている車両は、通信用の大きな無線アンテナが装備され、両脇には難民を助ける会と政府開発援助のステッカーが貼ってあります。 いやがおうにも人目を引き、道を走っていると手を振られることもしばしばです。

数日前のある日のこと。近郊の村々へ調査に行く途中、サウリモの郊外と農村部を隔てるシカパ橋に差し掛かったとき、一人の男性が執拗に手を振っているのに遭遇しました。
「なんだ?ヒッチハイクかな?」 とは運転手のアントニオ。
「いや、ちょっと違うみたいだね。戻ってみよう。」プロジェクトマネージャーのノアが指示を出します。

■会の活動が認知されてきたことを実感
地雷を見つけた住民が目印に立てた木の枝。
地雷を見つけた住民が目印に立てた木の枝。
難民を助ける会が地雷回避教育の垂れ幕で教えた通りに、草の輪を木の枝に引っ掛けていてくれました。
男性に近づいて窓を開けてみると、大声でこういいます。
「あんたたち、いいところに通りかかってくれた。実はこの橋の下に地雷があるんだ。連れがこの前見つけてね。前にあんたたちが来たときに教わったように木でいくつか印をつけといたんだけど、まさかこんな所で地雷が出てくるとはね。驚いたよ。場所が場所だけに、今日も様子を見にきたら、丁度あんたたちが来たというわけさ。ちょっと来てくれよ。」
難民を助ける会の活動が認知されてきた証拠です。

男性の指差した先には、確かにこの先に立ち入らないように、木の枝を使って作ったサインがあります。なるほど、以前私たちが地雷回避教育の場で使用した垂れ幕に描いてあった通りです。
橋の下を上からのぞくと、そこには悪魔の兵器が…。
橋の下をのぞくと、そこには悪魔の兵器が…。
雨で地表が流されたのか、地雷が顔をのぞかせていました。
橋の上からのぞいてみると木の枝で作った×印があり、そのわずか先には、先日の雨で地表が流されたのでしょう、地雷がその悪魔のような鼻先を黙ってのぞかせていました。
「地雷あり、立ち入り禁止」の立て札
「地雷あり、立ち入り禁止」の立て札。
毎日村人が水汲みなどにやってくる生活の場で見つかった地雷。早急な対応が必要です。
■安全な生活の場を村人たちに
ここシカパ川は、幹線道路をまたいで流れていて、周辺の村から毎日多くの村人が水汲みや水浴びにやってくる場所です。今まで誰もこの地雷を踏まなかったというのがむしろ不思議なくらいです。
場所が場所だけに、早急に対応する必要があります。

難民を助ける会では立ち入り禁止のマーキングを施し、近辺の村に現場の写真を配布するとともに、国立地雷除去機構(INAD)とイギリスの地雷除去団体MAG(Mine Advisory Group)に撤去の要請を出しました。

その後、INADが除去要員を派遣し、2月14日に地雷は無事撤去されました。
早速、地雷の除去作業を開始。
早速地雷の除去作業を開始。
INADの除去要員がすぐに取り除いてくれました。
地雷爆破の瞬間。
地雷爆破の瞬間。
噴煙が立ち昇ります。これで1つ片付きました。
 
一層充実した支援を目指します
現場の写真を住民に配り、注意を喚起します。
現場の写真を住民に配り、注意を喚起します。
一人ひとりに慎重な行動を呼びかけることで、危険を回避することはできます。
アンゴラの国土は広大です。難民を助ける会が担当しているルンダスル州西部だけでも百数十以上の村があると予想されます。

地雷除去団体の動向ですが、INADがサウリモ近郊で活動し、MAGも当地で本格的に活動を開始します。しかしながら、すべての村々を回り、地雷のある場所を確認し、撤去していくのは容易なことではありません。地雷が撤去されるまでは、地雷と共に暮らしていくほかはないというのが地雷に汚染された農村の現実です。

しかしながらそのような状況でも、行動ひとつで危険から遠ざかることができます。地雷回避教育の目的はそこにあるわけですが、この男性の取った行動により、水汲み・水浴びに来た人たちが地雷を踏む危険は格段に減ったわけです。私たちの活動がそれに貢献したのであればこれほど嬉しいことはありません。

地雷の被害を住民自身の行動で少しでも減らしていくため、難民を続ける会は今後もルンダスル州での地雷回避教育を続けていきます。

そのためにも、地雷回避教育は1回の訪問では終わりません。2回・3回・4回と繰り返し訪問して、人形劇やグループ別のディスカッションなど様々な方法でメッセージを確認していきます。

様々な教材を携えて、地雷回避教育チームは今日も元気なエンジン音を響かせて出発していきます。
ページTOPへ
前のページに戻る
サイトマップ難民を助ける会とはプライバシ-ポリシー資料請求・お問い合せリンク集
Copyright©1996-2003 Association for Aid and Relief,Japan, all rights reserved.