■HIV/エイズとは?
HIVとはHuman
Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略で、身体を病気から守る免疫系を破壊し、様々なウイルスに対する身体の抵抗力を低下させます。
HIVに感染しても、エイズを発症するまではすぐには症状が現れません。この期間を潜伏期間といい、個人差がありますが、通常5〜10年、長ければ15年以上の場合もあります。しかし、これといった症状がないにもかかわらず、HIVの増殖は確実に進み、性行為などによって他人にうつる状態にある期間が長く続きます。
HIVの増殖に伴い、免疫力が低下するため、通常の免疫力があれば問題にならないようなウイルスやバクテリアなどから結核や肺炎を始めとする様々な感染症(日和見感染症)や悪性腫瘍にかかってしまいます。この発病した状態がエイズです。エイズ発症は、HIV感染の最終段階であり、長くても数年後には免疫力低下によって引き起こされた感染症によって死亡します。
■抗HIV剤などの薬でがあれば、発症の食い止めが可能な場合も
HIVに関する研究はたくさん行われていますが、エイズの治療薬はまだ見つかっていません。現在HIV感染者に使用されている薬は抗HIV剤、または抗レトロウイルス剤と呼ばれるもので、HIVの増殖を抑えることを目的としています。飲み忘れるとHIVが薬への耐性を形成するため、一度飲み始めると、一生、一日も忘れることなく飲み続けないといけない、など規制もありますが、免疫力低下による感染症への感染予防などに効果が高く、HIV感染者が従来どおりの生活を送っていくことに大きく貢献しています。
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