■現地の団体と連携し、エイズ対策の新事業を立ち上げ
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自身もHIV感染者である参加者たち
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| 自分たちで地域をよくしていこうという意欲にあふれ、熱心な議論が続く(右は芦田駐在員) |
ザンビアのルサカ事務所では、現在、首都ルサカから25キロ離れたチランガ地域で、新しい事業の立ち上げのための準備をしています。
この地域を対象に、エイズウィルス(HIV)の感染を予防するための活動や、既にHIVに感染している人へのケア活動を、地域で活動する団体などと連携しながら、包括的に実施していきます。
現在は、「HIV陽性者による、HIV陽性者のためのサポートグループ活動」の立ち上げを支援し、毎週金曜日に会議を実施しています。
■闘う相手は病気だけではない
会議の参加者は、20歳〜36歳くらいまでの若いHIV陽性者が中心です。
HIV=死の病気という認識が根強いこの地域で、自身のHIV感染の事実と向き合うことは容易ではありません。
さらに彼らは、徐々に起こる体調の変化や投薬のほかにも、多くの問題を抱えています。
例えば、参加者のほとんどが若くして親を亡くしており、これまで十分な教育を受けていません。
低学歴と景気の悪さがあいまって、彼らの多くは職がありません。
その結果、体調が悪くなっても適切な治療を受けることすら困難
な状況です。
地域住民の、HIV/エイズに関する知識は少しずつ向上していますが、まだまだ十分ではありません。HIV陽性者への偏見や差別は、依然として根強く残っています。
彼らは病気だけでなく、こうした貧困や偏見などとも闘わなければなりません。
■彼らの意欲的な姿勢に刺激される日々です
そんな中、HIVとともに前向きに生きていくためには、こうした悩みや問題を仲間と共有し、またアドバイスを与え合うこと(心理的ケア)、体調管理のために必要な知識を得ること(身体的ケア)、政策など社会のシステムに精通し、それを改善するために努力していくこと(社会的ケア)が必要です。
私も毎週会議に参加し、彼らが必要とするこうしたケア技術と知識の向上に努めています。そして私自身も多くのことを学んでいます。
彼らの結束は固く、自分たちだけでなく、地域全体のために活動しようという意欲に満ち溢れています。
今後、彼らとどのように活動していけるか、楽しみです。
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