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活動報告
タイトル
「北東アジア平和絵画展」がソウルで開催されました
報告者
東京事務局 松本理恵
報告年月日
2006年1月
2005年12月初旬、「南北コリアと日本のともだち展」の韓国側NGO南北オリニオッケドム主催「北東アジア平和絵画展」がソウルにて開催されました。
このイベントは、現状では一堂に会して出会うことが難しい韓国・北朝鮮・日本・在日コリアンの子どもたちが、ともに平和な北東アジアを築いてゆく仲間となるために、まずは絵を通して知り合いになろうという企画です。会場にはこの地域に住む子どもたちの絵が展示されています。難民を助ける会は、他団体と共にこのイベントの実行委員会を担当しています。
今回はこの展覧会にあわせて、実際に絵を描いた韓国・日本と在日コリアンの子どもたちが集まりワークショップが開かれました。このワークショップをサポートするために、難民を助ける会から吉田理事と松本事務局員がソウルへ同行しました。
事前の打ち合わせも入念に
小学校訪問の様子
ソウル市内の公立ソンバ小学校を訪問しました
■ソウルへ出発
12月8日昼、成田空港には日本から参加する子どもたち14人(7月の東京都児童館で開催された「南北コリアと日本のともだち展」に参加した子どもたちの代表)と見送りに来てくださったご家族の方々が集まり、ちょっとした団体旅行のような状態でした。引率者含めて23名のチェックインには、予想以上に時間がかかり慌しく日本を出発しました。

宿泊した施設では、オンドル式の大部屋を利用しました。韓国に旅行した経験のある人の中には、「オンドル」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。オンドルとは、韓国の伝統的な床暖房です。この日は簡単なオリエンテーションと翌日の準備をした後、ぽかぽか暖かい床の上に、日本で使っているようなお布団をひいてみんなで寝ました。
■韓国の子どもとワークショップ
「エイズをなくそう」と書いた横断幕で行進
ワークショップの様子

最初は緊張気味の子ども達もワークショップを通じてすっかり打ち解けていました


翌日はソンパ小学校(ソウル市内、公立小学校)を訪問しました。ソンパ小学校では、零下2度の寒空の下、いくつかのグループに分かれて韓国の伝統的な遊びを体験しました。体を動かすことで、はじめは韓国の子どもたちの勢いに押されがちだった日本の子どもたちも、大分緊張がほぐれたようです。校庭のあちらこちらで歓声が聞こえてきました。
子どもたちとは縁遠い生活をしている私にとって、校庭で走り回っている子どもたちの姿はとても新鮮でした。

ソンパ小学校の後は、いよいよ韓国・北朝鮮・日本・在日コリアンの子ども達の絵画展会場へ移動です。

展覧会会場でも、たくさんの韓国の子どもたちが出迎えてくれました。展覧会会場では、韓国の子ども約30人と日本からの子どもたちの混合チーム7班に分かれ、「絵で見る夢、平和」というテーマで子どもたちの写った写真やマーカー、色鉛筆を使って模造紙にコラージュ作りをしました。言葉がなかなか通じない中での初めての共同作業は、手探り状態からのスタートでしたが、出来上がってみると各チーム不思議とアートなコラージュが仕上がっていました。ワンダフル。

展示会会場で一緒にコラージュ作りを行った韓国の子どもたちは、この晩、日本からの子どもたちと一緒に泊まりました。当初はどきどきしている子どもたちの気持ちがこちらにも伝わってきてハラハラしましたが、一緒に寝ることで大分緊張もほぐれたようです。翌朝子どもたちの顔には、にこにこの笑顔が広がっていて、こちらも思わず笑顔になってしまうほどでした。
■トケビストームに大興奮

三日目 朝から夕方まで忙しいワークショップの後、日本から来た子どもたちはトケビストーム(ドラムパフォーマスンス)を見に行きました。トケビストームには、言葉の通じない人間とトケビ(鬼)がリズムバトルを通して最終的に理解しあう、というテーマが織り込まれていました。子どもたちも心を動かされ・・・たかどうかは定かではないのですが、みんなトケビストームに出演していたスタイル抜群のお兄さん・お姉さんに大興奮していました。夜中まで、トケビストームが話題を完全に独占。ワークショップの思い出は、どこへやら・・・。

 今回のソウル行きは、4日間。決して長くない滞在だったにも関わらず、それぞれの子どもたちの中に成長の徴を見つける機会が何度もありました。言葉の面などで、他の子の気遣いをしてあげる子や、片付け等で他の子へきちんと注意してあげられる子・・・。そんな姿を目にするたびに、うれしくて仕方がありませんでした。韓国・在日・日本の子どもには、歴史や文化など乗り越えなければならないことがたくさんあるのかもしれませんが、今回のイベントのような交流を通して何か気付いてもらえたら、と期待したいと思います。

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