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活動報告
タイトル
障害者職業訓練校の素敵な校長先生をご紹介します
報告者
カンボジア事務所駐在  加藤 美千代
報告年月日
2006年3月
13年目を迎えるカンボジア事業では、カンボジア人スタッフが育ってきたことを受け、日本人駐在員を置かず現地スタッフが事業全体を管理・運営するための準備を着々と進めています。
  その現地化の要となるスタッフをまとめるのが、障害者職業訓練校のソチェット校長。13年前から難民を助ける会で働く彼女は、いつも職場の一輪挿しに花を欠かさない、心優しい女性です。 「自分の能力に不安を感じる」と言いつつも、職業訓練校のスタッフたちを家族のように和やかにまとめていきます。スタッフたちが長年辞めずに働いてくれるのも、彼女が作り出す職場の雰囲気が好きだからかもしれません。 そんなソチェット校長に、カンボジア駐在員の加藤美千代がインタビューしました。
ソチェット校長(右)は、生徒やスタッフの”心の母”です
ソチェット校長(右)は、生徒やスタッフの”心の母”です
(左は加藤美千代駐在員)
■生徒の卒業後が気になります
加藤: 今からインタビューするけれど、心の準備はいいですか?
ソチェット: いつでも大丈夫よ(笑)
加藤: なぜ難民を助ける会で働き始めたのですか?
ソチェット: 知り合いの紹介がきっかけです。
加藤: 仕事で一番苦労していることはなんですか?
ソチェット: 苦労 はしていないけれど、悲しいのは、すべての生徒を助けることができないことです。
例えば、ある生徒は卒業してから仕事を始めたいのにお金がなかったり、健康を害したり。
難民を助ける会として、生徒一人ひとりの人生を支援できないことはわかっています。けれど、困っている人を見ると、何とかしてあげたくなるのです。
本当は、生徒すべての人生をずっと見守り続けていきたいのだけれど。
■卒業生が自立する姿を見るのが一番嬉しい
ソチェット校長と談話する生徒
ソチェット校長は聞き上手

生徒たちにとって、校長は身近で何でも話せる存在です


加藤: 「困っている人を何とかしたい」と思う気持ちが、長年難民を助ける会で働く原動力となっているのですね。
ソチェット: はい。一番嬉しいのは、卒業生が仕事を始めて上手くいったときです。
たまに卒業生が「先生、このバイクは自分で稼いだお金で買ったよ」と見せにきてくれます。一番やりがいを感じる瞬間です。
障害者だからと家に閉じこもっていた生徒が、お店を持って立派に生計を立てるようになる。そんな姿にいつも感動します。(ソチェットさん、涙ぐむ)
スタッフが楽しそうに仕事をしているのを見ても励まされます。
■現地化を進めてからスタッフの意識が変わりました
「どう?訓練はうまくいってる?」
「どう?訓練はうまくいってる?」
ときに優しく、ときに厳しく生徒を見守ります

加藤: スタッフといえば、カンボジア事業の現地化にむけて準備を始めてから、何か変わりましたか?
ソチェット: 最初は彼らは「現地化」が何を意味するかわからず不安だったようです。
具体的な説明をしてからは、安心した様子でそれぞれ頑張っているようですよ。
受け身の姿勢だったスタッフが色々と提案を出し、自ら動くことも増えたように感じます。頼もしい変化です。
加藤: 私もそう感じていました。
自分で本を買って勉強したり、ミーティングでも発言が増えているようですね。
ソチェット: 自分たちで何とかしないとと思っているのでしょう。
加藤: 最後にカンボジアのアピールを一言。
ソチェット: カンボジア人はとても友好的で正直な人が多いと思います。困っていると助け合います。
これからも職業訓練校という舞台で、私たちも困難な状況にある人たちをできるだけ支援していきたいと思います。
加藤: ありがとうございました。

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