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サッカーボールがなくても、布を丸めて
初のサッカー・ワールドカップ(W杯)出場を決めたアンゴラ。代表チーム「パランカス・ネグラス(注)」の活躍は、1975年のポルトガルからの独立以来30年近く続いた内戦が終結し、ようやく訪れた平和を象徴する出来事かもしれません。
難民を助ける会が活動するアンゴラ東部の農村地帯でも、サッカーは一番の人気スポーツ。経済発展から取り残されている貧しい村々でも、2本の棒を立てゴールに見立て、布を丸めたボールを追いかける少年たちの姿が目に付きます。
「アンゴラはワールドカップで勝てると思う?」子どもたちに聞くと返ってきた答えは「ワールドカップってなに?」。考えてみれば当然です。テレビもラジオもないのですから。
1500万個の地雷が今も大地に…
ボクたちサッカー大好き!
内戦終結から4年がたち、復興の槌音があちこちで聞こえてくるアンゴラ。それでも内戦の爪跡は、そこかしこにあります。
放置されたままの戦車や、内戦中に埋められた地雷もその一つです。一説にはアンゴラの人口1,360万人を上回る1,500万個もの地雷・不発弾があると言われています。
地雷の多くは貧しい農村地帯に埋められており、現在も地域住民の生活や生命を脅かし続けています。
地雷による事故を、確実に減らすために
地雷から身を守る方法を学んだ子どもたちは、地雷を見つけるときちんと知らせてくれます
(中央は吉田克弥駐在員)
地雷や不発弾による事故を防ぐため、難民を助ける会は、地雷に汚染された村々を訪れ、地域の住民に地雷がどういうところにあり、なぜ危険か、見つけたらどうするかという「地雷回避教育」を行っています。
2004年8月から2006年2月末までで、延べ15,785人に対して地雷回避教育を実施し、私たちの報告した地雷・不発弾のうち333件が既に除去・爆破されています。地雷が爆破された黒煙を見上げるたび、そして、住民が私たちの車を呼び止めて「なんだか見慣れない地雷のようなものがある。ちょっと来てくれ」と駆け寄ってくるたび、私たちの活動が確実に地雷の事故を減らしているのだと実感し、報われた気持ちになります。
アンゴラの国土から地雷を無くすには、あと30年は必要だとも言われています。地雷が存在し続ける限り、地雷回避教育の必要性がなくなることはないでしょう。地雷のない国を目指し、私たちは今日も村々を回ります。
アンゴラの活動についてのさらに詳しい報告はこちらをご覧ください。
あなたの1,200円があれば
「地雷や不発弾を見つけても、触ってはいけないよ」。絵を使い、子どもたちに解りやすく説明します
(アンゴラの地雷回避教室にて)
地雷って何? どこに地雷が埋められているの? 見つけたらどうすればいいの? などの疑問に答えるための教育を受けることができます。
地雷について学んだ人は、地雷を発見し通報することで他の人が地雷の被害にあうのを防ぎ、助かる人の輪が広がります。
(アンゴラで一人につきかかる費用:2005年度実績から算出)
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