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クリケット大会を通じた住民の交流
スリランカ事務所駐在員 柴崎 大輔
2006年6月
難民を助ける会では、2004年末のスマトラ島沖大地震による津波被害が甚大であるスリランカ南部のゴール県において活動しています。津波発生直後は、
生活用品などの緊急物資を提供
しました。続いて、復興支援として
生活の基盤となる住まいの建設(30軒)
を行っています。また新しい環境の中、両地域住民がコミュニティとして復興していけるよう、包括的な生活再建支援を行っています。(生活再建支援は国際移住機関(IOM)の資金提供を受けています)
■クリケットは一番人気
スリランカで最も人気のあるスポーツと言えば、「クリケット」です。野球の原型とも言われる「クリケット」は、旧英植民地だった国々では今も身近で憧れのスポーツのひとつです。例えば、子どもたちが寄り集まれば、必ずと言っていいほどクリケットでみんな遊びます。もちろん、子どもだけではなく、大人たちもクリケットの国際試合があると、仕事もそっちのけで、テレビに釘付けになります。それほど、ここではクリケットは世代を超えた人気のあるスポーツなのです。
■住民どうしの心温まる交流を願って
勝敗のゆくえは?
難民を助ける会は、2006年5月中旬に、心のケアを通じた生活再建支援の一環として、クリケット大会を企画しました。津波で住宅が全壊しこれから当会が建設している住宅に引越予定の住民と、引越先の周辺地域の住民、双方の参加のもと、スポーツ交流を行いました。参加チームは全11チーム。全参加者数が150名以上にものぼり、大盛況の行事となりました。試合は、トーナメント形式で行われ、熱戦の末、受け入れ先の住民チームが優勝しました。チームはコミュニティごとだったとはいえ、試合を通じて、一緒に汗を流し、プレイする側も応援する側も一致団結して行われたクリケット大会は、無事に終了しました。
ただ、このスポーツ交流が果たして心のケアにどのように貢献するのか?という疑問を持つ方がいるかもしれません。しかし、この活動ではこのようなイベントを通じて、住民どうしが交流するきっかけ作りを提供し、その積み重ねで人々の連帯意識が高まることを目的としています。今後も、クリケット大会を通じた交流が次につながるようなイベントを企画したいと思っています。
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