■アイデアの宝庫!子どもたちの劇は鋭い視点がいっぱい
同じくナバティエ県にあるアブドゥル・ラティフ・ファヤド公立学校の子どもたちが行ったお芝居では、いくつか興味深い点がありました。ストーリーは、こちらもやはり山にピクニックに行った際、ボールが間違って危険地域と表示されてある場所に入ってしまい、危険と知りつつも足を踏み込んでしまった、という設定です。
「どうやってそこから逃げたらいいの?」「なんで危険地域だと知りながら、足を踏み込んだの?」など、子どもたちが、面白おかしくやりとりするのが、笑いを誘っていました。最終的には、レバノン軍がやってきて助けてくれるという話で終わります。
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「危険な地域に入ったとき、まずすることは何?」
天を仰いで神に祈るだけでは、危険から逃れることはできません、というメッセージ
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興味深かったのは、第1に、「知識」があっても、なかなか「行動」が伴わないという現実を描いていたこと。確かに、危険区域には入ってはいけないと学校や両親から教えられていても、
多分自分は大丈夫だろう」という考えから、誤った行動を取ってしまうことが多いのです。
第2に、誤って危険区域に入った場合、適切な行動を取るのにはどうしたらいいか?という点にも焦点を当てていたことです。
回避教育活動とは、まさに「危険を回避する」ための活動です。しかし、日常生活の中で不発弾や地雷とともに生きる子どもたちにとっては、回避だけではなく、実際の対処の方法を教える必要があります。
第3に、このような危険に直面したとき、神に助けを求めるだけではだめだと指摘していたことです。
人間誰しも大変なときには神だのみをしたくなるもの。実際、お芝居の中でも、子どもが神に助けを叫んでいるシーンがありました。でも、いくら神に助けを求めても、その場から逃れられるわけでないのです。適切な対応を迅速にとることが必要なのです。その点を盛り込んでいたところが、とても感心しました。
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