■うれしかった若者の奮闘
エイズ対策クラブでボランティアをしているグリフィンという若者が、昨年ザンビアのエイズ学会で抄録を発表するという出来事がありました。
彼は学会での発表はおろか論文さえ書いたことがありませんでした。しかし私は彼ならできると信じて応募を薦め、徹底的に調査方法や論文の書き方を指導しました。応募した抄録は見事、学会での発表が認められました。何度も一緒にリハーサルをした甲斐あって彼の発表はとても堂々としたものでした。彼は自信を深め、今度はメキシコでの国際学会に出たいと言うほどです。
私は、活動を通じて地域の人たちを支援することはもちろん、活動に関わるスタッフやボランティアも育てることが大事だと思っています。一緒に活動してきた若者がここまで成長したことは、非常にうれしいことです。
エイズ対策活動は計画の3年目を迎えています。今後も、新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。やり方は彼ら次第。助成金をとって活動したいなら、私は彼らに申請書の書き方を指導します。あくまで主役は彼ら。私は彼らのサポート役なのです。
参加者の皆さんからは、「現場の空気が伝わってきた」「成功例だけでなく試行錯誤の状況も聞けてよかった」「専門家のコメントもあって勉強になった」「エイズ遺児の祖父のがんばる姿に希望を感じた」など、温かいコメントをたくさん寄せていただきました。
今後も試行錯誤を繰り返しながら、ザンビアの住民たちとともにエイズ問題に立ち向かってまいります。
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