ザンビアでの活動内容 ご協力の方法
 皆さまのご協力により、2000年夏の事業開始からこれまでに、マラリア予防効果の高い殺虫処理済の蚊帳を約8,000張届けることができました。ザンビア共和国メヘバ難民定住地で避難生活をおくる難民の方々への、皆さまの温かいご支援に対し、心より御礼申し上げます。
     
 
   

 
  2002年4月、27年内戦が続いたアンゴラで、政府と反政府勢力との間で停戦合意が調印されました。
 難民を助ける会がこれまで19年間にわたって支援をしてきた、ザンビア共和国メヘバ難民定住地で避難生活をおくるアンゴラ難民も、2003年から2004年にかけて、本格的な帰還を予定しています。

 
   
  国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるアンゴラ難民帰還計画が進んでいます。移動手段を持たないほとんどの難民は、UNHCRが用意した乗合のバスで国境を越え、約400キロ以上離れたアンゴラの町まで、2日かけて移動します。マラリア等の病気の難民や妊娠中の難民は、体力面で不安があるため、希望をしてもすぐには帰れません。病気が治るまで、または、医療スタッフが同行する特別な移送の手配がされるまで、家族と一緒に待たなければならないのです。

 
   
  このように、病気や妊娠などのために、帰還を延ばさなければならない難民に対して蚊帳を配布し、マラリアを予防しながら、帰還に向けて健康を取り戻す手助けをします。難民が早く元気になって、できるだけ早くふるさとに帰るためには、皆さまの温かいご支援が必要です。

 
難民を助ける会が配布した蚊帳を使用しているアンゴラ難民の家庭を訪ねました。

「孫といっしょに蚊帳の下で寝ています。AARの蚊帳を使うようになってから、マラリアにかかる回数がずいぶん減りました。」

林まゆみ駐在員(写真中央)にこのように語ってくれました。他の家庭でも同じように、日本のご協力者への感謝の声が聞かれます。
特に子どもがマラリアにかからなくなって心配が減ったと、難民のお父さん、お母さんたちが喜んでいます。


おばあちゃんのルーシーさんと、孫のルーシーちゃん (アンゴラ難民)
 
世界中で毎年100万人以上の命を奪う病気マラリア。サハラ砂漠以南のアフリカでは、最も多くの人々の 命を奪う病気であり、マラリア犠牲者の8割がこの地域に集中しています。

難民が避難生活を送るザンビアでもマラリアは病死因の第1位です。
難民を助ける会は、1986年から2002年まで、メヘバ難民定住地においてマラリア治療薬の提供や栄養改善指導などを行いましたが、マラリア患者数自体を劇的に減らすことはできませんでした。

そこで2000年7月より、積極的にマラリア予防のためのキャンペーンを開始しました。


▲メヘバの診療所はマラリア患者ばかりです。
マラリアで元気のない赤ちゃん
 
マラリアは、ハマダラ蚊が媒介するマラリア原虫という寄生虫が赤血球を破壊することで起こる病気です。ハマダラ蚊は夜行性で、日中室内に侵入して家具の裏やベッドの下などに潜み夜になると活発に動き出すので、就寝中に刺されないようにすることが大事です。

しかし、殺虫剤や蚊取線香は高価すぎて貧しい人たちには手が届きません。最も安く入手でき予防効果が持続するのは、蚊帳なのです。なかでも難民を助ける会が採用している「殺虫剤処理済み蚊帳」は、表面に触れただけで蚊が死ぬので予防効果が高く、ユニセフ等の国連機関や各国政府がアフリカでの普及に努めています。この蚊帳は、世界保健機構(WHO)の基準をクリアした、人体に影響のないものです。
 
 

 

昨年までは、転売を防ぎ、大事に使用してもらうために、難民家庭に安価で有償配布をしていましたが、今年は、新たな困難が待ち受ける母国帰還を控えたアンゴラ難民に対し、無償で蚊帳を配布します。
 
 皆さまに一口2000円のご寄付をお願いし、蚊帳の購入と、予防教育を含む蚊帳普及プログラムの運営、メヘバ在住アンゴラ難民の帰還支援プログラム全般をご支援いただきます。

          



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