プレスリリース・お知らせ

宮崎淳さんの事故から1年を迎えて

2012年11月09日  お知らせトルコ
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トルコ東部ワンで2011年10月23日に発生した震災の緊急支援活動中に、当会職員の宮崎淳さんが亡くなってから、この11月10日で1年になります。改めて宮崎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご家族に衷心よりお悔やみを申し上げます。

当時、倒壊したホテルから宮崎さんと、同じく当会職員で負傷した近内みゆきを救出し、宮崎さんを日本のご家族のもとにお連れするために尽力してくださったトルコ政府および関係者の方々、日本国大使館および外務省の方々、また、心からのお悔やみのメッセージを寄せてくださったトルコおよび日本の方々に、改めて厚く御礼申し上げます。

この1年の間にトルコでは、ワンをはじめ、アンカラ、イスタンブールなど各地で、宮崎さんの名を冠した公園や診療所などが開設されています。また、ご家族が今年5月にトルコを訪れ、宮崎さんの足跡をたどった際にも、現地で心からの歓待を受けました。支援活動のために遠く日本からやって来た宮崎さんを偲ぶトルコの方々の気持ちを実感しております。

支援活動中に仲間を失うという事故があり、私たちは改めて人道支援活動に避けがたく伴う危険を痛感しました。このような悲しい出来事を繰り返してはならないと、この1年間、安全管理や活動体制についての見直しを進めてまいりました。危機管理、安全管理に対するこの取り組みはこれからも、最優先の課題の一つとして取り組んでまいります。11月16日には「人道支援と危機管理」と題したシンポジウムを開催し、人道支援の現場に存在するリスクと支援活動の必要性をどう調整していくべきなのか、関係者とともに考えます。

被災地のワンでは復興が進んでいますが、まだ多くの方が仮設住宅に暮らしています。まもなく震災から2回目の厳しい冬が到来します。被災した方々には改めてお見舞い申し上げます。

AAR Japan[難民を助ける会]は現在もトルコでの支援活動を続けています。ワンで障害のある子どもたちがリハビリや勉強を続けられるよう、職員を現地に派遣して車いすなどを配付する準備を進めており、ちょうど今日11月9日、供与式が行われる予定です。これからも長期に亘り、同様の支援活動に取り組んでいく計画です。

宮崎淳さんの当会への応募書類には、東日本大震災の後、「如何に世界が共助で成り立っているかを改めて実感させられることとなりました」とありました。私たちは、支えを必要としている人がいるところに行ってできる限りの支援をする、というAARがするべき国際協力を、今後も継続していくことが宮崎さんの想いに応えることだと思っております。また、支援活動を通して、世界中の人びととの友情を育んでいくことが残された私たちの使命だと考えております。

宮崎淳さんの事故から1年を迎えましたが、宮崎さんの想いを忘れることなく活動を継続することをお誓いし、改めましてご冥福を衷心よりお祈りいたします。

AAR Japan[難民を助ける会]
理事長 長 有紀枝

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