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ネパール地震:壊滅的被害を受けた山村部での物資配付を決定

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道路脇の緑地帯にビニールシートを張って寝泊まりする被災者。地震のショックと余震の不安から、今も屋外で寝泊まりを続ける人が多い(2015年5月1日、カトマンズ)

特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan、理事長  長 有紀枝)の緊急支援チーム(岡山典靖、柿澤福郎)は、4月29日(水)よりネパールの首都 カトマンズで活動しています。

4月25日(土)にネパール中部で発生した大地震により、犠牲者は30日現在判明しているだけで5,500人に上り、13万棟もの建物が損壊しました。多くの歴史的建造物が倒壊した首都カトマンズでは、余震を恐れて地震発生から1週間経つ現在も屋外で寝泊まりする人が多く、安全な避難所をはじめ、水や食料、毛布、医薬品など、あらゆる物が足りない状況が続いています。さらに深刻なのはゴルカ郡やシンドゥパルチョーク郡などの山間地域です。村によっては9割以上の家屋が倒壊し、避難所もなく、また交通の便の悪さから、カトマンズに比べ支援もほとんど届いていません。AARはこうした地域に食料や毛布など、緊急に必要とされる物資を届けることを決定し、準備を進めています。

派遣メンバーの岡山はネパールでの駐在経験があり、ネパール語や現地の地理、文化、慣習に通じていることから、様々なネットワークにも恵まれています。これらのご縁を活かし、関係団体と調整しながら、迅速に活動を進めてまいります。5月3日には古川千晶、松本夏季の2名が緊急支援チームに加わります。

AARでは、ひとりでも多くの被災者に、少しでも多くの支援を届けられるよう、募金を受け付けています。
どうか皆様のご協力をお願いいたします。

派遣スタッフ

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岡山 典靖(おかやま のりやす)

2004年6月よりAARのラオス駐在員として障がい者支援に従事。2013年フィリピン台風、2011年カンボジア水害などの緊急支援にも従事。前職でネパールでの駐在経験を持つ。48歳、愛知県出身。

柿澤 福郎(かきざわ ふくろう)

2013年5月よりAAR東京事務局でアフガニスタン、パキスタン事業などを担当。2015年バヌアツ・サイクロン、2013年フィリピン台風などの緊急支援にも従事。34歳、神奈川県出身。

緊急募金にご協力ください

募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「ネパール」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【このプレスリリースに関するお問い合わせ】

担当:野際、山田
TEL:03-5423-4511
FAX:03-5423-4450

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