駐在員・事務局員日記

「国際障害者の日」にビエンチャンをみんなで行進

2013年02月12日  ラオス
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執筆者

ラオス・ビエンチャン事務所
太田 夢香

2012年4月よりラオス駐在。大学卒業後、米国の民間リサーチ会社勤務を経て、2009年にAARへ。東京でラオス事業を担当するほか、2009年のインドネシア・スマトラ島沖大地震や2011年の東日本大震災、2011年トルコ東部地震の緊急支援にも従事。

記事掲載時のプロフィールです

12月3日は国連の定めた「国際障害者の日」です。障害問題についての理解を広め、障害者の方々の権利や福祉を促進することを目的として、世界各地で毎年様々な関連イベントが開催されます。ラオスでも2012年12月6日から8日にかけてスポーツ大会や講演会などが開催されました。その幕開けとして12月6日に行われた「ウォーキング・イベント」は、障害当事者や関係者が首都ビエンチャンの目抜き通りをみんなで行進して、市民に障害について考えてもらおうというものです。イベントに参加した駐在員の太田夢香が報告します。

夜明け前に500人が大集合

暗闇に浮かびあがる凱旋門

夜明け前の凱旋門(パトゥーサイ)。ビエンチャンのシンボルです

ウォーキング・イベントの受付開始時間は、なんと朝の5時半。日の出前の真っ暗な中を集合場所の凱旋門に向かいました。こんな早い時間に人が来ているのか心配でしたが、いつも一緒に仕事をしている障害当事者や支援団体の人たちなど、総勢500人ぐらいが集まっていました。車いす工房のスタッフ、ラオス障害者協会の人たち、キノコ栽培研修をした村の障害者の方々、事務所で手話を教えてくれている先生、盲学校・聾学校の子どもたちなどの顔が見えます。AARからは、ビエンチャン事務所の駐在員岡山典靖、私と現地職員3名、シェンクワン事務所の駐在員安藤典子と現地職員2名、計8名が参加しました。

予定では6時から行進が始まることになっていましたが、そこはのんびりペースのラオス、時間を過ぎても主催者のスピーチが続き、もう一度眠ってしまいそう…。結局歩き始めたのは7時でした。参加者たちは、事前に配られたお揃いのTシャツを着て、おしゃべりしたり、ときおり歌を歌いながら、行進します。凱旋門を出発して500メートルほど先で折り返し、約1kmを40分ほどかけて歩きました。

ILYの手話をで笑顔を見せる子どもたち

暗いうちから集まって出発を待つ聾学校の子どもたち

白杖を手に凱旋門をくぐる生徒たち

凱旋門から出発する盲学校の生徒たち

車いすの女性を先頭に行進する大勢の人々

ビエンチャンの目抜き通りをみんなで行進

行進中の太田とシモンの記念写真

現地職員のシモン(右端)はAAR勤務13年の大ベテラン。毎朝5時前に起きているそうで、この日も誰よりも元気でした。左端は私

車いすバスケの大会も開催

車いすバスケの大会の様子

車いすバスケの大会で審判を務めるラオス事務所の岡山典靖(右手前、2012年12月6日)

「障害者の日」イベントの一環として、車いすバスケの大会も開催されました。ビエンチャン事務所駐在の岡山は、普段から個人的に選手たちの指導に関わっており、今回の大会にも審判として参加しました。車いすバスケの迫力(と、審判として機敏に動く岡山駐在員の雄姿!)を写真ではなかなか伝えられないのが残念です。いつもの練習では見られないような真剣な表情で必死にプレーをする選手たちの姿が素敵でした。

車いすバスケは東南アジア各国で徐々に広まりつつあり、12月14日から16日にかけては、ラオス北部の都市ルアンプラバンで国際親善大会も開催されました。ラオス、タイ、マレーシア、ミャンマー(ビルマ)、カンボジアから選手が参加し、岡山も再び審判を務めました。どちらの大会も、観客席には大勢の市民が集まり、スピード感あふれる試合を興味深そうに見ていました。

ゴールの下で車いすバスケの選手たちと

練習を終えた選手たちと日本人参加者。中央赤いシャツが私、その左後ろが岡山駐在員(2013年2月6日)

岡山が指導している選手たちは週3回練習していて、私も時々練習に参加しています。車いすを漕いでボールを追うのは難しく、立っているときよりも低い位置からボールを投げなくてはいけないので、ゴールまでなかなかボールが届きません。それでもようやくゆっくりならドリブルもできるようになってきました。ビエンチャン在住の日本人の参加も増えています。

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