駐在員・事務局員日記

ウガンダ:現地ならではのごはん―ウガ飯

2020年05月20日  ウガンダ事務局員日記
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執筆者

東京事務局
西山 秀平(にしやま しゅうへい)

広島県で育ち、幼少期より平和教育を学ぶ。大学や大学院で国際刑事法を専攻し、紛争被害者の救済について学ぶ。米国の人道支援団体や、オランダの国際刑事裁判所にてインターンを経験。帰国後、2018年11月よりAARへ。ウガンダ事業などを担当。

記事掲載時のプロフィールです

2月下旬、東アフリカに位置するウガンダへ出張に行きました。前編に続き、後編ではウガンダの食事について、ご紹介します。(執筆者:西山秀平)

前編はこちら「ウガンダ:静かに大盛り上がり!パラスポーツ大会」別ウィンドウで開きます

海外出張の楽しみの一つは、現地のごはんです。皆さんは海外旅行の際には、ガイドブックを頼りに観光客向けのレストランを訪れることが多いのではないでしょうか。ユンベ県にあるAAR Japan[難民を助ける会] ウガンダ事務所は、ほとんど外国人がいない場所に位置しているため、近くにそうしたお店もなく、地元に暮らす方々が通うレストランに行くことが多いのです。

長机の前にはBondeaと紫色で書かれた看板が取り付けられており、その上には食べ物を見せ小さなショーウィンドウがある

レストランBondea(2020年2月)

何種類頼んでも値段が変わらない?

今回は、AARウガンダ駐在員のお気に入りだという、事務所があるユンベの村のBondeaというレストランを訪れました。ユンベがあるウガンダ北部のレストランでは、メインとサイドの料理、そして主食を決めて注文するのが一般的です。その日入ったお肉や魚、豆類に野菜が添えられていて、味はトマト系が多いそうです。

白米がお皿に盛られている。中央にの小皿には緑色のペーストが盛られ、右のお皿には肉が盛られている

中央がグリーンと呼ばれる葉物を細かく刻んで調理されたもの。ユンベ県では、ピーナッツをすりつぶしてペースト状にしたものを料理に用いることが多く、この日のグリーンの味付けにも使われていました。右はヤギ肉の煮込み。(2020年2月)

驚くのは、主食は何種類選んでも量は増えるのに値段が変わらないという方式なことです。ひえ・あわの粉からできたカロ、メイズやキャッサバの粉からできたポショ、バナナ、サツマイモ、米と、選択肢は豊富です。

この日は、活動地でよく食べられているカロを主食に、ヤギ肉の煮込み、グリーンと呼ばれる葉物のピーナッツペースト和え、飲料NOVIDAを注文しました。主食の量がやけに多いなと感じるのは私だけでしょうか。

かなりのボリュームですが、駐在員によると、もう食べきれない!というくらいのたくさんの食事を振舞う文化がある地域のため、少しなら残しても大丈夫ということでした。

あずき色をしたざらっとした感触の塊が、お皿に載せられている。右側には、緑色のペットボトルが置かれ、黄色いラベルに緑の文字でNOVIDAと書かれている

手前のあずき色をした食べ物がカロ。右の緑と黄色のペットボトルがNOVIDA(2020年2月)

カロは雑穀の程よい荒さが残っていて美味しかったです。メインのヤギ肉は、硬さも臭みもなく、とてもカロに合う料理でした。サイドのピーナッツペーストも日本でいう白和えのようで好きになりました。

そしてぜひ紹介したいのが、NOVIDAという炭酸飲料です。日本では珍しいパイナップル味でとても美味で、ウガンダ人も大好きな人が多いそうです。皆さんにも、ウガンダ近隣に行かれる際はぜひご賞味いただきたいです。

ゲームミートとは...

別の日、ウガンダ事務所から少し離れ、仕事の後に小洒落たレストランに行ってみました。駐在員の家髙と向かったのは、ゲームミートと呼ばれる、ジビエ料理のお店。フルセットで4種類の良く焼かれたステーキを注文しました。これらのお肉は、ヌーやインパラに近い種類の動物のようでした。

4種類のお肉とポテト、緑色の野菜、ソースが四角いお皿に並べられていいる。肉の上にはそれぞれ旗がつまようじでたてられ、動物の名前が書かれている

動物の名前が書かれた小さな旗がお肉に立っていました(2020年2月)

注文後、ゲームミートが運ばれてくるまで、とても楽しみに待っていました。しかし、いざ運ばれて一口ずつ食べてみて、すぐに気づきました。野性味満載のお肉が、日本のスーパーで売られているようなおいしさがある訳がない、と。

日本でも、イノシシやシカなど、色々な種類のお肉がありますよね。その国に生息する動物を食べる文化は、世界中どこに行っても同じなのだと、少しほっこりした気分になりました。

AARウガンダ駐在員の家髙と西山がカメラに向かい微笑む。卓上には、ろうそくやジュース、紙ナプキンや肉が盛られたお皿が並ぶ

ウガンダ駐在員の家髙真衣(右)と筆者(左)(2020年2月)

カタール航空の機内食 東京(羽田)→カタール(ドーハ)、カタール(ドーハ)→ウガンダ(エンテべ)

最後に、出張時の機内食をご紹介します。海外出張に先立ってすること、それは飛行機に乗ることです。搭乗なしには現地で活動ができません。

まず、日本からアフリカへの直行便は無いので、いくつかの国を経由して向かいます。今回はカタール航空を利用し、ドーハで乗り継ぎ、ウガンダへ向かいました。約17時間飛行機に乗りますが、その間に自然とお腹も空いてきます。空腹を満たしてくれるのが機内食で、楽しみが2つあります。

1つ目は、日本から中継地への路線でよく提供される和食風の食事。日本人が比較的多く乗る路線だからでしょうか、航空会社の心遣いを感じます。今回は、チキンカツ丼でした。カタール航空がイスラム教を国教とするカタール国営の航空会社だからだと思いますが、カツはイスラム教で禁じられている豚肉を使わず、鶏肉だったのが新鮮でした。また、前菜は梅入りの蕎麦で、なんだか不思議な感覚でした。

機内食のプレートには、ペットボトルに入った水、プラスチックカップに入ったお蕎麦、お茶、パンが置かれている。ご飯の上には、鶏肉、卵、グリーンピースが載せられている

東京からカタールまでの機内食。お腹を満たしてくれます(2020年2月)

もう1つは、経由地から目的地への路線で提供される機内食。行先の国の料理が出されることが多いため、「この国にこれから入っていくんだ」という気持ちを高めてくれます。今回は、アフリカらしいご飯ではなく、インド系の料理でしたが、それでもエスニックな雰囲気に気持ちが上がりました。

機内食のプレートには、パン、ジャム、パイナップルなどが入ったカットフルーツ、ジャガイモや揚げ物、ロール状に巻かれたチャパティ、ジュースなどが並んでいる

カタールからウガンダまでの機内食。カレーペーストに、チャパティ、コロッケという油分が多めな機内食でした(2020年2月)

食を通して学ぶこと

出張に行くたびに、食を通じてその土地を知っていくことが、とても大切だと感じています。行った国ならではの食べ物や食べ方、また文化など、食事1つをとっても、日本にはないものを知ることができます。

皆さんはどのような国のご飯や、機内食が好みでしょうか。なにか楽しみ方などあればぜひ教えてください。

※出張時の2月下旬、ウガンダでは新型コロナウイルスの感染者は確認されていませんでした

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