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子どもたちにきれいな水を:2013夏募金のお願い

2013年06月14日 (金)  キャンペーン
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南スーダンでAARの設置した井戸から水を汲む子どもたち

AAR Japan[難民を助ける会]は、南スーダン共和国の圧倒的に水が足りていない地域で、
井戸をつくり、安全な水を届ける活動を行っています。
汚れた沼や池の水を飲み、消えてゆく幼い命。ただただ、水を汲むために終わる少女の一日。
そんな南スーダンの子どもたちの状況を変えたい。
夏募金にご協力をお願いします。

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「7年前、AARが村に井戸をつくりました。
私たちの生活は、大きく変わりました。」

AARは、スーダンの内戦終結の翌年2006年から、南スーダン共和国の東工クアトリア州で井戸や給水塔をつくっています。これまでに129基の井戸と6つの給水塔を完成させました。その利用者は約70万人。川や沼、溜池の水を使っていた方々が、安全な水を使えるようになりました。

以前は……

水のタンクを頭に載せて運ぶ子どもたち

子どもたちは、重たい水を頭に載せて毎日4時間歩きます。学校にも通えません。

家畜とならんで溜池の水を飲む子ども

動物も使う溜池の不衛生な水を飲んでいました。感染症にかかり命を落とす危険もあります。

井戸ができると……

学校の子どもたち

水くみにかかる時間が減り、子どもたちは学校で勉強する時間ができました。

AARのつくった井戸で水を飲む子ども

きれいな水が飲めるので、下痢や感染症が減りました。

井戸をつくる際には、村人に正しい管理の方法を伝えたり、壊れた場合も修理ができる人材を育てています。また、井戸完成後も、定期的に訪問し、正しく使われているかを確認しています。

「AARが村に井戸をつくってからは、とっても楽になったし、友達と遊ぶ時間も増えたよ」

AARのつくった井戸の前で、角谷駐在員と子どもたち

2006年にAARがナブアゲ村につくった井戸。壊れたら修理をして、今も大切に使っています。左は南スーダン駐在代表の角谷亮(2013年3月)

現場で活動にあたる駐在員・角谷亮からのメッセージ

この水があれば、あの子の命は助かったかもしれない。  村が歓喜にわきました。子どもたちは、はしゃぎ回り、女の人は甲高い声をあげながら、水が吹き出す穴の周りで踊っている。昨年、井戸を掘削したブディ郡ナティラ村の人たちは、水が湧き出てきた瞬間、その喜びを身体全体で表しました。この水を、どれだけ待ちわびていたのかが分かりました。 昨年AARが井戸を掘るまでは、ナティラ村から一番近い井戸まで2.5キロ。村人は、背丈以上もあるモロコシ畑を抜けて、重さ20キロの水を頭に載せて来る日も来る日も往復していました。 太陽がさんさんと照りつけ、気温が40度を超える中、私も手ぶらでその道のりを歩きました。ほんの数分で汗だくになり、唾を飲み込み、一歩ずつ足を動かすのがやっとです。往復5キロを歩くのに2時間以上かかり、その晩は疲れて夜9時前に熟睡することになりました。 このような場所は、ナティラ村に限ったことではありません。日本では、たった2分間のシャワーで使ってしまう20リットルの水のために、一日の大半を費やす人たちが大勢います。そんな井戸水さえ手に入れることができず、村の近くに溜まった泥水を飲料水にしている人たちも数多くいます。 歓喜にわく村人を見ながら、ふと、近くの村に住む、感染症で息子を亡くした母親を思い出しました。この水があれば、あの子の命は助かったかもしれない。 2011年に独立したばかりの世界で一番新しいこの国では、人間の生命線である水の供給すら、まだ自国で行うことができません。だから、私たちが活動しています。一人でも多く、少しでも早く、きれいな水を届けたい。AARの活動に、そして南スーダンの国づくりに、ご協力をお願いします。

南スーダン駐在代表 角谷亮

南スーダン駐在代表 角谷亮

2010年4月よりスーダン南部(現・南スーダン共和国)カポエタ事務所駐在。日本とは文化も習慣も違う同国で、水・保健・衛生事業などさまざまな活動を実施。今年駐在4年目を迎える。兵庫県出身、30歳。

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