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活動報告
タイトル
はちみつがタジキスタンを変える?
  障害者自立支援の新事業スタート
報告者
タジキスタン事務所駐在 戸賀 竜郎

タジキスタン事務所駐在 戸賀 竜郎 埼玉県出身。2006年11月よりタジキスタンおよびアフガニスタン・タロカン事務所に駐在。大学では社会開発を専攻。一般企業で7年勤めた後、日本のNGOで国内勤務5年。NGO職員の能力向上プログラム等に従事した後、難民を助ける会へ。
報告年月日
2007年7月
難民を助ける会では、タジキスタンの北部山岳地帯のラシュト峡谷地域で、障害者自立支援と医療支援を行っています。2007年6月より、新たに養蜂事業を開始しました。以下は、駐在員の戸賀竜郎からの報告です。(タジキスタンの活動についてはこちらをご覧ください タジキスタンの地図
詳細
■はちみつで、栄養と収入を
必要な設備がやっと整い、養蜂事業ついにスタート!(左は駐在員の戸賀竜郎)
必要な設備がやっと整い、養蜂事業ついにスタート!(左は駐在員の戸賀竜郎)

タジキスタンに赴任して半年、ようやく新しい事業をスタートさせることが出来ました。
その新事業とは、“養蜂”です。みつばちを飼ってはちみつを生産します。タジキスタンの中でも特に貧しいラシュト地域に住む障害者家庭の栄養改善と収入創出を目的としています。

具体的には、現地の障害者団体である「ナデジダ」と「タビルダラ郡障害者連盟」が“養蜂”を行い、採れたはちみつをその団体のメンバーである障害者家庭へ配布します。栄養価の高いはちみつを摂取することで、障害者家庭の栄養改善を目指します。同時に、障害者の中から養蜂技術の習得を希望する人へ技術訓練を行い、障害者自身が養蜂に取り組んで収入を得られるように計画しています。

ここタジキスタンでは、旧共産圏の名残で、障害者は社会から切り離された環境に置かれています。社会参加が難しい状況にあるだけでなく、一般の人々も、「障害者は社会に貢献できない」と言う意識があり、家族も外に出したがらないため、障害者の人々は家に閉じこもりがちです。

こうした状況を、障害者の職業訓練(養蜂)を取り入れることにより、少しずつ変えていこうと考えています。障害者自身が収入を得ることで自信を持ち、また周りの人々の意識も変わることを期待しています。

■旧ソ連時代や内戦の名残、そこここに 
事業を行う場所への移動も一苦労です。舗装もままならない道を進みます
事業を行う場所への移動も一苦労です。舗装もままならない道を進みます

6月中旬〜下旬、数度にわたりラシュト郡とタビルダラ郡へ養蜂の資機材を届けてきました。難民を助ける会が事務所を構える首都ドゥシャンベからは、車でそれぞれ約4時間。ラシュト郡とタビルダラ郡の間も約4時間かかります。
現在、中国の支援によって道路の改修工事が進められており、途中まではきれいに舗装されていますが、ほとんどの部分は未だに旧ソ連時代に舗装されたきり。穴だらけのデコボコ道を、右に左にハンドルを切っては穴をかわし、アクセルとブレーキの連続です。ウトウトしていようものなら、頭を窓にぶつけて目を覚ます羽目になることもしばしばです。
内戦時代に激戦地だった場所では、戦車の残骸も…
内戦時代に激戦地だった場所では、戦車の残骸も…

タジキスタンは旧ソ連の中でもはずれにあり、その中でもラシュト郡は辺境の地です。ほとんど産業らしいものもなく、このような地域にまで舗装道路を整備していたという事実を考えると、旧ソ連の力の大きさをうかがい知ることができます。また、タジキスタン人からしばしば旧ソ連時代を懐かしむ声が聞かれるのも分かる気がします。

タビルダラ郡への道は、周辺のほかの地域と比べてさらに険しい山道だと聞いていました。行ってみると、本当に切り立った崖の間を縫うような道が続いていました。また、内戦時に反政府軍の拠点となって激しい戦闘が繰り広げられた場所だけあり、途中、戦車の残骸などが多く残っていました。

■なぜ養蜂なの? 
「これからの私たちの活躍に、ご期待ください」障害者連盟の人たちもやる気いっぱいです(右は駐在員の戸賀竜郎)
「これからの私たちの活躍に、ご期待ください」障害者連盟の人たちもやる気いっぱいです(右は駐在員の戸賀竜郎)
初めて訪れたタビルダラ郡は、山に囲まれた風光明媚な場所でした。しかしそれは、農業以外に産業がないにもかかわらず、平らな土地が少ないため耕作地も限られた非常に厳しい生活環境だということなのです。

そこで“養蜂”です。“養蜂”は「空間農業」とも言われ、広い土地を必要とせず、巣箱を置くスペースと花が咲く環境さえあれば出来ることが大きな利点です。耕す土地は少なくても、自然に囲まれて多くの花が咲く山岳地帯に適した農業と言えるでしょう。また、旧ソ連当時の1991年、タジキスタンのはちみつ生産量は現在の12倍もの規模を誇っていましたが、独立後の内戦とその後の混乱により、養蜂産業は大きく衰退してしまったのです。
しかし逆を言えば、養蜂はまだ12倍も伸びる余力があり、大きなチャンスとも言えます。

生活環境が厳しいラシュト地域の人々。その中でも、更に苦しい立場にある障害者の方々が、このチャンスを活かして自立できるよう、難民を助ける会は支援していきます。

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