駐在員・事務局員日記

AARを支えるボランティアの皆さんをご紹介-Part2

2020年06月24日  AARボランティア日本
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執筆者

東京事務局
平井もり恵(ひらい もりえ)

大学で国際協力を学んだ後、NGOなどでの勤務を経てAARへ。「世界の課題を知った人が、考えたり行動するきっかけを作りたい」と、広報を担当。

記事掲載時のプロフィールです

AAR Japan[難民を助ける会]が設立した1979年当初は、すべての業務をボランティアが担っていました。以来、40年以上AARの活動を支えるボランティアの皆さん。ボランティアを始めたきっかけや、活動を続ける思いをインタビューしました。(聞き手:広報担当 平井もり恵))

阿藤和子さん

ボランティアの阿藤さんが笑顔で話している

AARで長く活動を続ける理由のひとつは「スタッフもボランティアの皆さんも、とても気持ちの良い方ばかりだから」と話す阿藤和子さん


「人間みんなお互いさま、助け合い」と話すのは、毎週水曜にいらっしゃる阿藤さん。AARでは20年間以上ボランティアを続けています。

阿藤さんは、1970年代にアメリカに4年間滞在。街では障がいのある方をよく見かけたそうです。そして彼らの外出を車いすを押すなどしてサポートしているのは、ボランティアだと知りました。また、通っていた英語スクールの講師も、主婦や退職した方などのボランティア。アメリカでは、ボランティアが文化であり日常生活である、と感じたそうです。そして「異国で困っていたときに自分が助けてもらった分、困っている人へ恩返しがしたい」と思いを抱きながら帰国。

子育てが落ち着いたころ、NGOのボランティア情報が載った冊子で、AARの活動を知ります。「AARは集まった寄付がどのように使われているかしっかり分かる。駐在員から事業の内容や報告を直接聞けるので、支援がイメージできたり、AARの一員という実感も沸いてくる」と話してくださいました。

困った人を助けたり、いい世の中にしていきたい。そんな阿藤さんの想いは、ご自身のご家族の影響もあるそうです。小学5年生だった娘さんがお金を拾い交番へ届けたとき、「持ち主が見つからずに戻ってきたら、困った人たちのために寄付をする」と言ったそうです。子どもからたくさんのことを教えてもらった、と目を輝かせながら当時を思い返す場面もありました。

阿藤さんご自身が、スタッフやボランティアの皆さんの気持ちに寄り添いあたたかい言葉をかけたり、隅々まで気を配っていたり。そんな姿が、AARの優しい雰囲気を作っています。

田辺洋一郎さん

ボランティアの田辺さんが、机でチラシを折りながら談笑している

朗らかに楽しみながら作業をする田辺洋一郎さん


「普段の生活では出会わない人たちの話を聞いたり、みんながこんなふうに考えているんだな、と知るのが面白い。」と穏やかに話すのは、田辺さん。2007年からボランティアを続けています。英語が得意で、翻訳作業のボランティアをしたこともあったそうです。

AARとの出会いは、PR会社に勤務されていたときのこと。航空会社がマイレージを寄付として募り、それを非営利・社会貢献団体へ寄贈する取り組みがあり、その支援先のひとつにAARが選ばれています。この事業に仕事で関わりがあり、興味を持ったそうです。

「学生のころ、世界が抱える問題について、いつか何かできるかな、という思いがあった。けれど社会人になり多忙な日々を過ごしていると、そんな思いをときに忘れたり、何もできずにもやもやした気持ちがあった」と振り返ります。出張や旅行で海外へ行くことが多く、インドや中国を訪れたときは、貧富の差を目の当たりに。この世の中で自分は何ができるかな、と考える機会にもなったそうです。

2007年には会社を辞めて独立。自由に使える時間が増え、AARでボランティアを始めました。「AARとは、ケミストリー(相性)が合ったんじゃないかな」と仰います。

さまざまな国の文化や歴史に詳しく、田辺さんのお話をボランティアの皆さんも楽しみにされています。現在はお住まいの地域の街づくりの活動もしながら、AARでのボランティアでも活躍されています。

小松直樹さん

ボランティアの小松さんが、チラシを追っている手元を見ながら微笑んで話している

自分の生活スタイルに合った形で参加できて嬉しい」と話す小松直樹さん

「表立ったことじゃなく、地道な作業をして裏方で支えたい」そう話すのは、土曜ボランティアの小松さん。

小松さんは、トルコでの有名な日本人を紹介するテレビ番組で、AARスタッフ故・宮崎淳さんを知ったそうです。2011年トルコ大地震の被災者支援の最中、宮崎さんは、滞在していたホテルが倒壊し、現地の病院で永眠されました。番組では、宮崎さんの遺志を伝えようと、宮崎さんの名前がついた公園が設立されたことを紹介。放送後、「こんなすごい人がいるんだ」と思い、すぐにネットで調べ、AARを見つけました。AARの団体名を知っていたので「あぁ、あの団体か!」と繋がったそうです。

もともと、国際支援に関心があり、NGOなどで働くことを考えた時期もあったそうですが、時間が経つにつれて気持ちが変化し、今は募金を通じて支援されています。

2019年6月から、AARの土曜ボランティアに参加。パソコンへのデータ入力作業をしたり、支援者の方へ送るチラシ数千枚を切ったり折ったり、集まったメンバーで分担したり、得意なことを活かして作業をしています。

小松さんは、「こうしたら良くなるんじゃないか?」「ボランティアブログも書けそうですね!」など、新しい目線でアイディアをたくさん出してくださいます。また、ITに関する仕事をされており、パソコン作業をしているときに困った人がいても、小松さんの手にかかれば、あっという間に解決することも。

「仕事での知識や経験も活かして、NGO全体の質も上げていきたいです」と、広い視点で活動し、意欲にあふれる小松さん。柔らかい雰囲気を持ちつつも、しっかりした芯や想いが伝わってきます。

AARでのボランティアにご関心がある方はこちらから

自分のペースで参加できるAARのボランティア。話を聞いてみたい、参加してみたい、という方はぜひお問合せください。
(注)2020年6月25日現在、新型コロナウイルスの影響に鑑み、ボランティア活動は人数を制限して行っています。

ボランティアの皆さん、いつもAARの活動を支えてくださり、ありがとうございます。
ボランティア活動に関するお問合せはこちら 別ウィンドウで開きます

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