ハイチ大地震・速報第3弾 約300世帯分の支援物資を調達し、現地入りしました
テント生活の被災者へ、緊急支援物資を配布します

ポルトプランス郊外の病院にて。地震で左足を失った女性が苦悶の表情を浮かべていた。こうした障害者への支援も必要です(2010年1月29日川畑嘉文撮影)
認定NPO法人 難民を助ける会(東京都品川区=理事長 長 有紀枝<おさゆきえ>)の緊急支援チーム(リーダー:大西清人 難民を助ける会事務局次長)が、マグニチュード7.0の大地震に襲われたハイチ共和国の大地震被災者支援のため、1月25日(月)に現地に向け出発。
1月27日(現地時間)に隣国ドミニカ共和国に到着し、約300世帯分の支援物資を調達。29日にハイチの首都ポルトープランス入りしました。
各世帯に配布を予定しているファミリーパックの内容は以下の通りです。
食料:米(4.5kg)、豆(900g)、ビスケット(12枚入り1パック)、食用油(約4リットル)、魚缶(1缶)、ソーセージ缶(1缶)、飴(1袋)、水(500ml×2本)、ロングライフ・ミルク(1リットル)、ロングライフ・フルーツジュース(200ml×2本)
生活必需品:バケツ(1個)、石鹸(4個)、タオル(大1枚)、洗濯粉(400g)、女性用ナプキン(10個入り)、食器洗い用スポンジ(1個)、ロウソク(15本)、マッチ、トイレットペーパー(4ロール入り)
今後、順次支援物資を配布してまいります。

ドミニカ共和国内のスーパーマーケットで、緊急支援物資の調達に駆け回る東京事務局の大西(右)と五十嵐。大量の水を買い込む(2010年1月27日 川畑嘉文撮影)

サントドミンゴで支援物資をパッキングし、トラックに積み込む。いざ、ハイチの被災者のもとへ(2010年1月31日川畑嘉文撮影)

ポルトープランス、ペチョンビル地区にて。町のいたるところにテントが建てられ、キャンプが形成されている。家が全壊しなかった人々も余震に怯え家に戻るのを避け、テント暮らしをしている。環境は劣悪でゴミの回収なども行われていないため、今後伝染病が流行する可能性もある。この辺りは崖を切り開いて家を建てているため、雨期が始まれば更なる被害が広がることは必至である。(2010年1月30日。川畑嘉文撮影)

ポルトープランス、ペチョンビル地区にて。このテントの中では十人以上が暮らしていた。このテントは余裕がある方で、殆どは大人が横になって寝ることもできない状況である。(2010年1月30日。川畑嘉文撮影)

ポルトープランス、ペチョンビル地区のテントで暮らす子どもたち。この地域ではフランスの支援団体によって水が配給されていた。インフラが整うのは程遠く、長期の支援が必要になるだろう。(2010年1月30日。川畑嘉文撮影)
まだまだ支援が足りていません。
ハイチ大地震被災者の緊急支援のために、どうぞ募金をお願いいたします。

