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東日本大震災(69):障害者施設の活動再開を支援しています

2011年08月05日  日本緊急支援
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難民を助ける会は、震災で被害を受けた障害者施設や高齢者施設が一日も早く活動を再開できるよう、50以上の施設で建物や敷地の修繕を支援しています。行政による修繕は、申請や承認の手続きに時間がかかったり、そもそも支援の対象外になったりするため、難民を助ける会による修繕支援はとても喜ばれています。

障害者施設の再出発を支援

地震後のるばーと。前庭に瓦礫がつみあがっている

震災直後のるばーとの様子。事務所の中にまで車が流れてきていました

宮城県名取市の仙台空港近くにあった障害者通所更生施設「るばーと」は、震災前は、知的障害と身体障害を併せ持つ方々が名取市で唯一利用できる施設でした。地震の際、利用者と職員は全員無事に避難できましたが、建物には津波とともに車や瓦礫が押し寄せ、事務用品や車も使えなくなりました。震災後、この地域には建築制限がかけられているため、同じ場所で活動を再開することはできません。

幸い、以前家畜診療所として使われていた名取市内の建物を無償で使えることになり、難民を助ける会が内部の改装を支援しました。床を補修してカーペットを敷いたり、和式トイレを障害者の方でも使えるようにリフォームするなどの工事が6月31日に完了し、るばーとで活動する方々の新しい拠点が生まれました。地震の不安からか、緊張した表情が多かった利用者の皆さんにも、ようやく以前の笑顔が見られるようになってきました。

修繕後のるばーとの外部

新しい地で活動を再開したるばーと。築30年の建物ですが、きれいにリフォームされました

修繕後のるばーとの内部

新しいるばーとの内部。じゅうたん敷きなので裸足でも安心です

障害のある作者による作品を展示する美術館

修繕後のるんびにい美術館のあとりえで作品に向かう利用者

修繕後のるんびにい美術館で制作に取り組む。左手の壁や天井を修理しました

岩手県花巻市では、「るんびにい美術館」の建物を修繕しました。この美術館では知的障害などの障害がある作者による美術作品を常時展示していて、2階のアトリエは制作の拠点にもなっています。地震の影響で建物の天井と壁にひびが入るなどの損傷が出たため、作品の展示が一部できない状態が続いていました。

難民を助ける会の支援による修復工事が7月13日に完了し、震災前と同じように施設が使えるようになりました。作品の制作にあたっていた方々は、「明るくなって気持ちいい」とのびのびと活動を楽しんでいらっしゃるようでした。作品はどれも個性的で素晴らしかったです。お近くにお越しの際はぜひ立ち寄っていただきたいです。

※この活動は、多くの方からのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームおよびアクセンチュア株式会社からの助成を受けて行っています。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

盛岡事務所 日野杉 晴香

2011年4月より盛岡事務所勤務。岩手県出身。

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難民を助ける会
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