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トルコ地震:「食料がなかなか届かなかった。日本の皆さんありがとう」

2011年11月04日  トルコ緊急支援
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10月23日に発生したトルコ東部の地震では、約600名の死者、4,000名の負傷者が出ています。現地に駆け付けた難民を助ける会の緊急支援チームは、11月1日と2日にかけて、被害の大きかったワン県のディベクデュズ村で支援物資の配付を行いました。現地から、太田夢香の報告です。

被害の大きかった村で食料と生活必需品を配付

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支援物資を受け取って家路につく一家(ディベクデュズ村、2011年11月2日)

私たち難民を助ける会の緊急支援チームは、11月1日と2日の両日、41家族、301人の暮らすワン県ディベクデュズ村で最初の支援物資配付を行いました。この村はワン県の中心部から北西に車で約40分の所にあり、周辺では赤新月社の白いテントと、キルギスタン共和国から届けられたという緑色のテントを見かけます。村には約50軒の建物がありますが、その約7割が全壊の被害を受けています。

食料は特に急いで必要という村の要望を受けて、まずは11月1日、1世帯あたり鶏肉1kg、油1kg、米10kgを届けました。同村では毎日、ボランティアグループによる炊き出しが行われており、鶏肉は早速、2日のお昼ごはんにスープとして振る舞われたそうです。

翌2日、残りの支援物資の準備が完了し、車2台を使って41家族分の支援物資をディベクデュズ村に運びました。支援物資は、トルコ料理に欠かせないトマト缶や豆、マカロニなどの食品と、下着やタオル、生理用品など、計12点で、運びやすいよう1世帯分ずつかごに詰めました。今回私たちが活動しているトルコ東部は国内でも最も家族の人数が多い地域で、1家族に子どもが6人いる家庭も珍しくありません。そのため、今回の配付物資は、祖父母、夫婦、子ども4人の8人家族を想定しています。

「日本の皆さん、本当に感謝しています」

村人は全員顔見知りです。村人の一人が段ボールに世帯の名簿を作ってくれたので、私たちはそれを基に各家族に呼びかけ、支援物資を配りました。炊き出しをしていた男性やスカーフ姿の女性は、支援物資を受け取ると、トルコ語で「ありがとう」を意味する「テシェキュレル」や、片言の英語で「サンキュー」などと何度も繰り返しながら、大切そうにかごを抱えて帰って行きました。

村の副区長を務めるアダム・カラさん(32)は、「地震後、15張のテントと10個のコンテナが届けられましたが、肝心の食料はなかなか届かない状態が続いていました。日本の皆さま方からの支援に、本当に感謝しています」と話してくれました。

難民を助ける会では、今後も支援の届きにくい地域で物資の配付を行う予定です。

※この活動は皆さまからのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

1世帯当たりの配付物資
食料:米10kg、油2kg、鶏肉1kg、塩1.5kg、砂糖750g、豆2.5kg、マカロニ1kg、茶500g、トマト缶1個、ビスケット1箱
生活必需品:下着(男性用2組、女性用2組、子ども用4組)、洗剤1箱、生理用品3パック、石けん1kg、タオル2枚、配付用のかご
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支援物資の鶏肉を手渡す宮崎淳(左端)と太田夢香(その右)。鶏肉は早速翌日の村人のお昼ごはんになりました(ディベクデュズ村、2011年11月1日)

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村の親子に支援物資を渡す難民を助ける会の近内みゆき(左)(ディベクデュズ村、2011年11月2日)

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配付用の下着を準備する太田夢香(左)と宮崎淳(右)。子どもの年齢を考慮し、子ども用の下着は3種類のサイズを用意しました(2011年11月2日)

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モスクの脇に建つレンガ造りの塔が崩れていました。揺れの強さを物語ります(2011年11月1日)

緊急募金にご協力ください

被災者支援のための募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「トルコ地震」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

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【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 太田 夢香

難民を助ける会プログラム・コーディネーター。2009年7月より東京事務局で海外事業を担当。大学卒業後、米国の民間リサーチ会社勤務を経て、難民を助ける会へ。東京でラオス事業を担当するほか、2009年のインドネシア・スマトラ島沖大地震や2011年の東日本大震災の緊急支援にも従事。(神奈川県出身)

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