活動ニュース

カンボジア:洪水被災者緊急支援を続けています

2011年12月26日  カンボジア緊急支援
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農地に大きな打撃を受けた人々のために

物資配付会場のようす

物資配付に先立ち、あいさつをするラオス事務所の岡山典靖(奥左、2011年12月15日、シェムリアップ市チュリュウにて)

難民を助ける会は、水害に見舞われたカンボジアで緊急支援活動を続けています。被害の大きかったシェムリアップ州にて、まだどこからも支援を受け取れていない方々を対象に、12月15日に401世帯、12月22日に400世帯に、食料や日用品などの支援物資を配付しました。これまでにカンボジアで行った物資配付は計9回、支援物資を受け取ったのは1,851世帯になりました。

今回の配付地はトンレサップ湖のすぐ北側にあり、洪水で大きな被害を受けています。農業で生計を立てている人が多いのですが、農地が長期間水没し、作物が収穫できなくなってしまったという話を何度も聞きました。日本で洪水というと、数日で水が引くものを想像しますが、今回のカンボジアの洪水では、9月ごろから水位が上がり、水が引いたのは11月に入ってからだそうで、水位はそれほど高くなかったものの広範囲に影響が出ています。収穫できたはずの農作物を失って困窮する人々に、今回配付した米などの食料や、バケツ、石けん、蚊帳などの日用品は大変喜ばれています。

難民を助ける会では、来年も引き続き物資配付を行ってまいります。洪水により農作物を失った人々のために、短期間で収穫できる野菜の種を配付することなどを検討しています。今後とも皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

これまでの支援物資の配付地

11月15日 カンダール州サイカンダール郡コ・チャラム 200世帯
11月15日 カンダール州サイカンダール郡プレ・アンプル 100世帯
12月1日 シェムリアップ州シェムリアップ市クラベイリエル 231世帯
12月1日 シェムリアップ州シェムリアップ市サンブオ 136世帯
12月8日 シェムリアップ州シェムリアップ市チョン・クニエ 242世帯
12月8日 シェムリアップ州シェムリアップ市チュリュウ 141世帯
12月15日 シェムリアップ州シェムリアップ市チュリュウ 401世帯
12月22日 シェムリアップ州チクラエン郡アンロン・サムノ― 300世帯
12月22日 シェムリアップ州チクラエン郡チクラエン 100世帯

1世帯あたりの配付物資(12月15日、22日)

米 25kg、塩 1袋(1kg)、調理用油 1本(1リットル)、醤油 1本(0.5リットル)、魚醤 1本(0.5リットル)、缶詰(魚) 10缶、即席麺 1箱(50袋)、ビスケット 1袋、蚊帳 1枚、毛布 1枚、石けん 4個、洗剤 1袋、バケツ 1個、洗濯用タライ 1個、女性用腰巻布(サロン)1枚、万能布(クロマー)* 1枚

*頭に巻いたり、肩にかけたり、タオルとして使ったり、様々な用途に使われる布です。

配付したバケツを前に、ロンさんと園田

ルウン・ロンさん(右)「野菜を育てて売っていましたが、洪水で収穫できず、飼っていた鶏やアヒルも死んでしまいました。今も借金が残り、生活は苦しいです。いただいたこのバケツは水がめとして使っています。」(2011年12月20日、シェムリアップ市チュリュウ。左は東京事務局の園田知子)

クンさんと現地スタッフのソチェット

アン・クンさん(右)「水がなかなかひかず、2ヘクタールの田の稲が収穫できなくなってしまいました。夫がもう一度田植えをしましたが、2月にちゃんと収穫できるか、不安です。」(2011年12月22日、チクラエン郡アンロン・サムノ―。左は現地職員のソチェット)

物資配付会場を訪れた車いす利用者のソバルさん

チョエン・ソバルさん(中央、20歳)は車いすを使っています。50cmくらいの深さまで水のある状態が2ヵ月続き、その間車いすでは外に出られなかったそうです(2011年12月15日、シェムリアップ市チュリュウ)

自宅にて、笑顔で話をしてくれたバンさん

リン・バンさんのお宅を訪ねると、15日に配付した物資のバケツ(右後)がさっそく米びつとして使われていました。(2011年12月20日、シェムリアップ市チュリュウ)

チクラエンでの配付の様子

チクラエン郡はシェムリアップ州の中で最も洪水の被害が大きかった地域です(2011年12月22日、チクラエン郡チクラエン)

茶色く枯れた稲が広がる田んぼ

洪水で長期間水没していたために枯れてしまった稲が広がる水田(2011年12月18日、チクラエン郡)

※この活動は、皆さまからのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

緊急募金にご協力ください

被災者支援のための募金の受付を開始しました。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
  • 通信欄に「東南アジア水害」とご記入ください。
  • 領収証が必要な方はその旨お書きください。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 園田 知子

2011年5月より東京事務局にて海外事業を担当。大学卒業後、在外公館勤務を経て、イギリスの大学院で教育開発を学ぶ。その後、青年海外協力隊員としてカンボジアで2年間、途上国の学校運営に携わり、難民を助ける会へ。

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