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タジキスタン:水害により被災した地域で、子どもたちが学校に通えるために

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家の壁は剥がれ、土の道路も水が通った後がありあれている

水害により損壊した校舎(ハトロン州、2020年7月31日)

タジキスタン南部、ハトロン州に位置するクロソン地区では2020年5月14日から16日までに断続的に降り続けた雨により、洪水及び土砂崩れなどの甚大な被害が出ました。新型コロナウイルス対策も含めた緊急支援について、タジキスタン駐在員の熊澤夢開が報告します。

コロナと洪水による二重苦

クロソン地区の中でも最も被害の大きいサドリディンという地域には約28,600人が暮らしていますが、約10人に1人にあたる2,890人が被災しました。AARはこの水害による被災者へ、聞き取り調査を行った結果、子どもたちが学校に通うために必要な制服や教材が、特に足りていないことが分かりました。
被災した児童たちの家は、政府などから支援を受け再建や修理は進んでいるものの、それ以外の生活に必要な食糧などは自給しなければなりません。しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け収入が減少した家庭も多く、子どもたちが学校へ行くために必要な制服などには、とても手が回らない状況です。

学校に通うための制服を支援

AARは調査の結果、ニーズが高く、また通学するために必須である制服を、被災した120名の生徒に配付しました。加えて新型コロナウィルスの感染者が拡大する同国で、感染を予防していくために、配付場所に訪れた生徒にはマスクを提供しました。

AARスタッフが紺色の制服を一人一人に手渡している。集まった子どもたちやスタッフはマスクをつけている。

サドリディンの中で最も被害が大きかった学校では、約120名が被災し、子どもたちは制服も失いました。(ハトロン州、2020年7月31日)

制服を受け取りに来たノジヤさん(11歳、写真中央)は、こう話しました。「あれほどの洪水は見たことがありません。家が水の勢いで壊されていくのは、とてもショックで、家族をどうやって助けていいかも分かりませんでした。すべてを失い、制服も流され、学校に行くことさえできませんでした。今日、新しい制服を受け取り、学校に通えるようになることが本当にうれしいです。

水害の被害を受けた場所では、今でも水たまりが残り、道路は荒れている。校長が指をさしながら被害状況をAARスタッフに説明している

水害の被害を語るグロフ・ナルズーリョ校長(右端)(ハトロン州、2020年7月31日)

サドリディンの中でも特に被害の大きかった学校のグロフ・ナルズーリョ校長は、「子どもたちの笑顔と興奮した様子を見られてとても嬉しいです。被災した子どもたちとその家族は本当に大変な状況にあります。そうした困難が、この制服の支援によって大きく和らいだことと思います。コロナ感染拡大によって学校は閉鎖していますが、この子たちが学校に戻り、学校で勉強できる日を楽しみにしています。」とAARスタッフに話しました。

子どもたちが安心して学校に通えるように

AARは、学校が再開した際には、被災した120名の生徒にペンとノートを配付します。また、コロナの感染拡大を防ぐために、手指消毒用スプレー、石けん、マスク等の支援も行っていきます。
新型コロナウィルス対策はもちろん、被災地では継続的な支援が必要です。引き続き、どうぞご協力をお願い致します。

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    【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

    タジキスタン事務所 熊澤夢開

    タイの日本人学校での勤務や公益財団法人での啓発担当を経て、青年海外協力隊としてパラグアイで活動。その後、コスタリカで平和教育、フィリピンで国際政治の2つの修士号を取得。2019年11月からタジキスタンに駐在。

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