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東北支援チャリティコンサート「鼓童と和太鼓の仲間たち」を開催しました

2012年08月15日  啓発日本
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舞台裏で楽器を確認する出演者たち

開演前、緊張の面持ちで準備を進める日本航空高校太鼓隊の皆さん

2012年6月19日、AAR Japan[難民を助ける会]のチャリティコンサート「鼓童と和太鼓の仲間たち それぞれの祭り音 -まつりね-」が日本ロレックスの協力を得て開催されました。台風が東京に迫る夜でしたが、大勢のお客さまがサントリーホール(東京都港区)にお越しくださいました。鼓童の芸術監督を務める坂東玉三郎氏からの「皆さまに太鼓の力強さを感じていただき、少しでも明日への希望を大きくしていただけたら嬉しいです」とのメッセージが紹介され、コンサートの開幕です。

鼓童による最高のパフォーマンス

着物の女性二人が太鼓を抱えて舞う

福島県のじゃんがら念仏踊りを元に鼓童が作舞した「浮立(ふりゅう)」(ⓒ岡本隆史)

第一部は、鼓童による「一人加護」の演奏で始まりました。この曲は岩手県の伝統芸能「岩崎鬼剣舞」がもとになっています。今回のコンサートの趣旨に合わせて、鼓童は東北の祭りにちなんだ曲目を多数用意してくださいました。全国ツアー中の鼓童は、太鼓はもちろん、笛、舞、などを組み合わせたパフォーマンスで会場をうならせました。クラシック音楽用のコンサートホールという普段と勝手の違う会場でしたが、初めてのお客さまも鼓童ファンも引き込まれる、会心の演奏を披露してくださいました。

和太鼓を愛する特別ゲストも登場

演台であいさつする加藤タキと航空学園の生徒さん

司会の加藤タキ(AAR Japan副理事長)と、日本航空高校の掃部関達也さん(ⓒ岡本隆史)

第一部の後半は、特別ゲストによる演奏です。山梨県の日本航空高等学校は震災後、被災地の学生を無償で甲斐市のキャンパスに受け入れました。太鼓隊の高校2年生、掃部関(かもんぜき)達也さんも、震災で大きな被害を受けた福島県相馬市の出身です。演奏前のインタビューで掃部関さんは「被災された方々に元気を与えられるよう精一杯演奏します」とあいさつ。昨年の全国大会で準優勝を収めた太鼓隊の18人の皆さまが「甲斐源氏古流玄照太鼓」を力強く演奏し、満場の喝さいを浴びました。

演奏を披露する轟会の皆さま

「感謝と復興への思いを込めて、天高く響け!」女川潮騒太鼓轟会の齋藤成子さん(中央)

もう一組のゲストは、宮城県女川町で活動する、女川潮騒太鼓轟会の皆さまです。女川町は津波で人口の約1割が死亡または行方不明という大きな被害を受けました。轟会も、楽器が水をかぶり、メンバーの多くが今も仮設住宅にお住まいです。それでも太鼓を続けたいと、昨年5月には練習を再開。ペットボトルを叩いて練習した時期もあったそうですが、太鼓から元気をもらっているとのことです。この日は小学生から大人までのメンバー15名が、女川の小中学校の授業でも使われているというオリジナル曲「躍動」を演奏。盛大な拍手が鳴りやみませんでした。

「和太鼓の仲間たち」が一堂に会した夜

ステージに並んだ出演者

最後に出演者全員が舞台に登場(ⓒ岡本隆史)

第二部では再び鼓童が登場し、「大太鼓」や「屋台囃子」など人気の演目を披露。アンコールに合わせてゲスト2組も再び舞台に上がり、大喝さいのうちに幕となりました。ご来場のお客様には、多彩な和太鼓の世界を堪能していただくと同時に、東日本大震災の被災地に改めて思いを寄せる一夜となったのではと思います。

ホールのロビーでは東北の障害者施設で作られたお菓子や小物を販売し、好評をいただきました。当日のご寄付を合わせた収益は4,713,789円(8月14日時点)となりました。収益金は東日本大震災被災地復興支援活動のために大切に活用させていただきます。ご来場の皆さま、出演者・スタッフの皆さま、その他公演の実現にご協力くださったすべての方々に御礼申し上げます。また、日本ロレックス株式会社には開催にあたり多大なるご支援を頂きました。心より感謝申し上げます。

航空学園太鼓隊の演奏のようす

若々しくダイナミックな演奏を披露した日本航空高校太鼓隊(ⓒ岡本隆史)

轟会の演奏の様子

津波を乗り越えた楽器を鳴らす、女川潮騒太鼓轟会(ⓒ岡本隆史)

半円状に並べられた二組の太鼓を鳴らす鼓童

大小様々な太鼓を鼓童の6人が叩きつくす「カデン」(ⓒ岡本隆史)

ロビーでの販売会の様子

東北の福祉施設のお菓子やサニーちゃんグッズが好評でした

次回のチャリティコンサートは同じくサントリーホールにて、オール・モーツァルト・プログラムでお届けします

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 杉澤 芳隆

2010年5月より東京事務局勤務(広報担当)。大学卒業後、民間会社勤務を経て、AAR Japanへ。

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