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伝統漁法の漁師のみなさんを支援します

2005年09月22日  スリランカ緊急支援
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難民を助ける会では、インド洋大津波で大きな被害を受けたスリランカの伝統的漁法リティパンナで生計を立てている漁師の皆さんへの支援を開始しました。8月下旬に、野際がスリランカ入りし、支援活動の状況を視察しました。

150年前から続く伝統漁法リティパンナ

まさに、体ひとつで漁をする海の男です

リティパンナ漁

リティパンナは、スリランカの伝統的な漁法で、海の浅瀬に突き立てた杭に腰掛けて魚を釣る漁法です。記録があるところで150年前から行われているそうです。昔は、釣り糸の代わりにパイナップルの葉から取れるすじをつなぎあわせて使っていましたが、1970年から市販の糸を使い始めています。

漁業を行うのは5月から12月までです。一人が、1日に平均約150匹から200匹を釣るそうです。釣り方には2種類あって、一つは、針が一つだけのもので、もう一つは針が数個つながっているものを使います。

針が一つだけの釣りざおは、体長が15~25cmの小さな魚を釣るのに使います。複数針の釣りざおは、体長が30~45cmの大きな魚を釣るのに使います。捕った魚は、両方とも、カレーにしたり揚げたりして食べるそうです。日本とは味や風味が違いますが、スパイスの効いた、大変おいしい食べ物です。

インド洋大津波で漁民も大きな被害を

建物を支える柱が破壊され、半壊状態でした

漁業共同組合の建物修復工事

さて、リティパンナを行うのに必要な漁具や腰掛ける杭が、2004年度末のインド洋大津波によって流されてしまうなど、この地域の漁民たちは多大な被害を受けました。難民を助ける会では、漁民がもとの生活を再開できるように、現地のNGO(グリーン・ムーブメント・オブ・スリランカ)と共に支援を行うことを決定いたしました。

難民を助ける会では、漁師の皆さんに、漁を行う際に腰掛ける杭状のものと、漁具を提供しました。今まで腰掛けるために使っていた木製の杭は1シーズンで使えなくなってしまいますが、今回支援したものは、金属製のパイプなので、長期に渡って使うことができます。漁具の提供では、72名のリティパンナ組合員を支援します。

また、今回の津波では、周辺の漁民135名が登録されている漁業協同組合の建物も大きな被害を受けました。建物を支える最も重要な柱が破壊されてしまったため、柱の再生を初めとして、建物全体を完全に修復しました。また、近くにトイレを設置し井戸を整備するなど衛生状況を改善し、漁民たちがミーティングを行えるようにイスや机の手配も行いました。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務局 野際 紗綾子

2005年4月より東京事務所スタッフとしてアジア事業を担当。2008年5月のミャンマーサイクロン被害の発生直後から、被災者支援活動に従事。(東京都出身)

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難民を助ける会
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