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ラシュト地域の医療改善の核となる医療機材を供与。引渡しセレモニーが催されました!

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難民を助ける会では、タジキスタンの東部山岳地帯のラシュト峡谷地域で、障害者自立支援と医療支援を行っています。

タジキスタンは独立以来、各国政府や援助団体からの支援を受けてきましたが、その支援の多くは医薬品配布など一時的な支援にとどまっています。財源の不足から、政府が各病院の医療機材を整備することは困難です。

そこで難民を助ける会では、東部山岳地域にて、老朽化した病院の再建や医療機材の供与などを行ってきました。

「この日を待ち望んでいました」

供与した医療機材を現地の人とひとつひとつ見てまわった

供与した医療機材を現地の人とひとつひとつ見てまわりました(写真右は、事務局長の堀江良彰)

6月9日、晴れ渡る青空の下、待ちに待った医療機材の引渡しセレモニーが催されました。セレモニーには、行政関係者、タジキスタンのメディアも同席し、とても華やかな式典となりました。

高熱に苦しんでいる時、緊急に手術が必要になった時、近くの病院には医療機材が不足しているため治療できず、何時間もかけて遠くの病院に行かなければなない状況を想像してみてください。遠くの病院まで行くのは、体力的にも費用の面でも大きな負担です。

タジキスタン東部に位置するラシュト渓谷地帯の人々は、長年、このような状態に苦しんでいました。ソ連崩壊に続く内戦の影響で、医療機材は故障し、なんとか使用に耐えうる医療器具もとても古く、手術台や超音波エコーなどの必要不可欠な医療器具さえありません。近くの病院で受診しても必要な治療が受けられず、次第に「どうせ病院に行っても何も治療してもらえない」と必要な診察も受けない人々が増えてしまいました。

そこで、難民を助ける会では日本外務省の支援のもと、ラシュト渓谷地域の医療の中心的役割を担うラシュト中央病院に医療機材14点を供与。どれも、基本的な地域医療には欠かせない重要な機材です。

そして、地域の人々や病院関係者など多くの人々の期待の中、引渡しセレモニーを開催することができました。病院長からは「ラシュト地域の医療の改善となる、この供与はとてもありがたい。日本の皆さまに厚くお礼を申し上げたい」と感謝の言葉をいただきました。

プロジェクトの本番はこれから

引渡しセレモニーにおける署名式の様子

引渡しセレモニーにおける署名式の様子(写真右から、ラシュト中央病院院長、難民を助ける会事務局長堀江良彰)

しかし、このプロジェクトの本番はこれからです。地域の人々に病院の状況が改善されたことを知ってもらい、必要な診察をきちんと受けるように促していきます。また、日々の健康を維持するために必要な栄養や、家庭でできる病気予防についての講習会を開催する予定です。

これら医療機材供与と今後予定されている講習会によって、ラシュト渓谷地域の人々が、安心して必要な医療を受けられるようになることを願って止みません。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

タジキスタン事務所 角谷 亮

2007年11月よりタジキスタンおよびアフガニスタン・タロカン事務所に駐在。大学では英米語学を専攻。卒業後、派遣員として在ナイジェリア日本国大使館他に2年半勤務後、難民を助ける会へ。趣味は野球。(兵庫県出身)

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