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技術を習得し、自活したい! 3カ月の洋裁コースを修了した受講生たちの声

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洋裁を学び、友人もたくさんできました。

3カ月のコースを終えた受講生たち。前列左端が宇田駐在員

タジキスタンは旧ソ連圏の中でも最も貧しい国と言われており、人々の生活は決して楽なものではありません。なかでも障害を持つ人々は、就業や教育の機会がより少ないため、経済的な自立が難しく、大変厳しい環境に置かれています。
障害者への医療サービスもまだ不十分で、薬代、治療費のために困窮する家庭も多くみられます。また、障害があると家族がその世話のために外に働きに出ることが難しいことも、困窮する原因のひとつです。

難民を助ける会は、障害者が生計の手段を得るための自立支援の一つとして、2010年2月より、首都ドゥシャンベで3カ月の洋裁コースを開講しました。
市内の洋裁学校の一室を借りて、地雷被害者を含む障害者およびその家族全20名が学びました。

コースを終えた受講生たちの声をお届けします。

先生たちの熱心な指導に感謝

引き続き、洋裁の勉強を続けたい!

ダヴラトミロヴァ・シャフノザさん(22歳)

『生まれつき腕に障害を持っていますが、子供の頃から洋裁師として働くのが夢でした。障害児寄宿学校でも洋裁の勉強をしましたが、実践的な技術を身に付けることはできませんでした。民間の洋裁コースではお金もかかりますし、交通費も大きな出費です。その上、障害があると先生もあまり熱心に指導をしてくれません。しかし、難民を助ける会のコースでは、車イスの利用者である先生を始め、他の2人の先生も私の障害について理解してくれ、熱心に指導してくれました。このコースを通して、実践的な洋裁技術を身に付けることができました。また、とてもすてきな仲間にも出会えました。本当にありがとうございました。私の夢に少し近づいた気がします。今後は、障害を持っている私を受け入れてくれる学校を探し、もっと技術を高めるため、引き続き洋裁の勉強を続けたいです』

同じ被害者と出会い、友人もできた!
感謝の気持ちを日本に伝えたい

コースに参加し、友人ができました

マクスドヴァ・アフリニソさん(53歳)

『息子が地雷の被害に遭い、両目を失明し手にも障害を負いました。それ以来、いつも息子の障害が気がかりで、精神的に不安定な毎日を過ごしていました。また、息子の治療費も私たち一家にとっては大きな出費で、収入を得たくてもなかなか仕事はありませんでした。
洋裁コースに参加して、息子と同じように地雷被害に遭った人たちとも知り合い、友人も多くできました。この3カ月間は、息子の事ばかり考えるのではなく、張りのある毎日でし、精神的にもとても安定していました。これからは習得した技術を活かし、洋裁関連の職を探したいと思います。心の底から難民を助ける会に感謝しています。是非、私のこの思いを日本から支援してくれた方々に伝えて欲しいです』

親子で技術を習得。大きな自信に

障害のある娘と一緒に参加しました。

カユモヴァ・ニギーナさん

『障害のある娘と一緒に参加しました。娘は話すことができないため、学校に通えず、ほぼ毎日家の中で過ごしていました。このコースを通じて、娘は家から外に出る機会を得て、また洋裁の技術も身に付けることができました。もちろん、私も娘に負けずに洋裁技術を身に付けました。私も娘もこのコースがとても好きになりました。夫も娘がこのコースに参加して洋裁教育を受けることができ、とても感謝しています。この3カ月間で、私たち親子は大きな自信を持てるようになりました。これからは、近所の人から洋裁の仕事を請け負い、娘と一緒に働きたいと思っています。本当にありがとうございました。』

受講生たちは、洋裁の技術だけでなく友人や生きる目標を手にすることができたと、喜びを語ってくれました。受講生たちがコースで学んだ技術を活かして、生計を立てられるよう願っています。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

タジキスタン事務所駐在 宇田 真子

大学卒業後、アパレルの販売員や在外公館勤務を経てイギリスの大学院へ留学。「アフガニスタンにおける元兵士の武装解除」を研究。その後、難民を助ける会へ。(愛媛県出身)

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