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東北関東大震災(17):3月22日避難所に行けない方々へも支援物資を配付しました

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3月22日(火)は7名の緊急支援チームで、仙台市、石巻市、東松島市で計6カ所に、お米やみかん、缶詰などの食料と、下着や女性用衛生用品などの生活必需品を配付しました。
また、障害者団体の方々と、被災した障害者の支援について話し合いました。

3月22日の配布先

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宮城県東松島市の高齢者施設「いずみの郷」では、水、みかん、牛乳を配付しました(写真左は難民を助ける会の萩原ソパナ)

※( )内は避難している方々の人数

仙台市
●ケアプランセンターSLL本部(高齢者施設、60人)

東松島市
●有限会社 いずみの郷(高齢者施設)
●第二共生園別館(障害者施設)

石巻市
●根岸会館(避難所、120人)
●石巻市際地区(一般住宅に避難、300人)
●ビッグバン(避難所となっている体育館、600人)

公的な支援の届かない方々、避難場所にも行けない方々へ

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障害者や高齢者など、避難所に行けない60人の被災者を支援している、ケアプランセンターSLL本部に支援物資を届けました(左から難民を助ける会の萩原ソパナ、石橋周一、柴田良彦)

仙台市のケアプランセンターSLL本部は、高齢者や障害者の地域生活支援を行っている団体で、高齢者や障害者、幼児のいる家庭など、避難場所にも行けずに苦しんでいる被災者を支援しています。しかし公的支援が受けられず、個人的な支援では継続が難しくなり、どこに助けを求めてよいかもわからず困っていたところ、関係者の方が難民を助ける会の東京事務局に直接、その実情を訴えてこられました。
そこでただちに仙台で活動中の緊急支援チームに連絡をとり、ケアプランセンターSLL本部に米や缶詰、調味料などを届けることができました。

難民を助ける会では、県の災害対策本部や福祉課、社会福祉協議会などと連絡を取り合い、調整し、被災者支援を行っています。一方で、難民を助ける会にも直接、被災された方やそのご友人などから、SOSが届くことがあります。

孤立し、一日一日減っていく食料を前に絶望にさいなまれている方々、何もかも失いながら公的支援の対象とならず、困窮極まろうとしている方々。
必死の思いで届けられたSOSになんとか応えたいと、できる限りその場所に赴き、直接お話しを伺って、支援の必要性や緊急性を確認したうえで物資をお渡ししています。

できることは限られていますが、障害者や高齢者など災害時の支援からとりこぼされがちな方々や、行政や大きな団体では目の行き届きにくいところにこそ、難民を助ける会はこれからも地道に支援を届けてまいります。

※支援活動にあたっては、企業や団体、学校、個人の皆さまよりご寄付や物資のご提供などのご協力をいただいて行っております。すべての方々をご紹介することができませんが、何卒ご容赦ください。また、ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成も受けています。皆さまのあたたかいご協力に心より感謝申し上げます。

緊急募金にご協力ください

皆さまのお気持ちを、被災された方々に確実にお届けします。どうぞご協力をお願いいたします。

郵便振替: 00100-9-600 加入者名: 難民を助ける会
*通信欄に「東北関東大震災」とご記入ください。*領収証が必要な方はその旨お書きください。

最新情報はTwitter、メールマガジンでもお知らせしています

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