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タジキスタン 障害者を取り巻く厳しい環境の改善を目指し、専門家を派遣

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家庭訪問でさまざまなアドバイス

4歳の女の子の自宅で、リハビリテーションなどについてアドバイス

脚に障害のあるアノラちゃん(4歳)の家族にリハビリテーションについてアドバイス

タジキスタンは旧ソ連諸国の中でも最も貧しい国のひとつで、社会福祉制度も十分に整備されていません。障害のある方々を取り巻く厳しい環境を改善するため、首都ドゥシャンベで、当事者団体である障害者連盟を支援しています。
2011年4月27日から5月10日にかけて、日本から作業療法士の河野眞・医療専門家(杏林大学保健学部)を派遣しました。河野専門家は、連盟の職員とともに、障害者(児)のいる家庭を訪問し、本人や家族からの相談に対応しました。二分脊椎が原因で両脚に障害のあるアノラちゃん(4歳)の母親からの「手術で障害は治らないのか」との質問に、「手術では治らないが、リハビリテーションを受ければ歩行が可能。積極的に外に出て社会と関わりを持って」とアドバイスをしました。

「今後の業務に活かして」職員を対象にセミナー

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セミナーでは、タジキスタンでのCBRの実施に強い関心が寄せられました

また、障害者連盟、労働社会保障省、障害児デイケア施設の職員を対象としたセミナーを開催。河野専門家が活動経験のある隣国ウズベキスタンの「地域に根差したリハビリテーション(CBR)」「福祉サービス提供者に必要な障害に関する基礎知識」「福祉サービスの事例」についての講義を行いました。その後、障害児2名、障害者1名に対して、河野専門家が日常生活やリハビリテーションについてのアドバイスを行い、生活状況などの聞き取りの進め方、情報提供の仕方などを参加者に見てもらいました。参加者からは、活発に意見や質問が出されました。今回で4度目になる河野専門家の現地入りを聞きつけ、「うちの施設を見に来て」「5分でいいから、うちの子に会ってくれませんか」とドゥシャンベ事務所に電話がありました。難民を助ける会の支援が、タジキスタンの障害のある方々に本当に必要とされていることを実感しました。

セミナー参加者の声 看護師のヤクボワ・ザリナさん(43歳)
受講証明書を手に笑顔

ヤクボワさん(左)と駐在員の宮本奈穂子(中央)

「ウズベキスタンや日本での福祉サービスの例が大変興味深かったです。タジキスタンには専門家に診てもらえないポリオや脳性まひの子どもたちが多いのですが、勉強を続けながら、このセミナーで得た知識や経験を業務の中で活かしていきたいです」

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

タジキスタン事務所駐在 宮本奈穂子

2010年6月よりタジキスタン・ドゥシャンベ事務所駐在。大学卒業後、社会福祉士として知的障害者の更生施設に勤務した後、青年海外協力隊員としてフィジーの養護学校で活動。帰国後、大学院で国際保健・公衆衛生を学び、難民を助ける会へ。(長崎県出身)

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