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東アフリカ地域干ばつ:支援の届いていない村に食料を

2011年11月08日  ケニア緊急支援
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子どもを抱き、スカーフをまとった女性

子どもを抱いて物資を受け取りに来た女性(2011年11月2日)

大規模な干ばつに見舞われたケニアで、難民を助ける会は緊急支援を続けています。11月2日には、ケニア北西部ガリッサ県のダニエレ郡ヤハスレーの村で、約500世帯を対象に通算3度目の支援物資配付を行いました。配付した物資は、米、スパゲッティ、豆などの食料と、バケツ、石けん、ビニールシートなどの生活必需品です。この村にはこれまで政府や他の支援団体からの物資配付は全くなかったため、今回の配付は大変喜ばれました。

村の女性、ガマナさん(お歳を伺うと、100歳とのお答えでした)は、約2ヵ月前からここヤハスレーに定住するようになったそうです。1,000頭飼っていたヤギは、干ばつで50頭まで減ってしまいました。それでもこの50頭をまた増やして、遊牧を続けたいという希望を持っています。水は川まで汲みに行かなくてはならず、歩いて片道1時間もかかります。「わざわざ遠くからここまで来ていただき、ありがとうございます。大変うれしいです。」

物資を受け取ったイサさん(男性、31歳)

7人家族を支えているイサさん(2011年11月2日)

イサさん(31歳、男性)にも話を聞きました。4歳、2歳、1歳の3人の子どもの父親です。以前は遊牧をして暮らしていましたが、飼っていた牛7頭とヤギ100頭は8月にみな死んでしまい、約2ヵ月前からヤハスリーに定住しています。今は日雇いの仕事を探したり、炭を作って売ったりして生計を立てています。親戚からヤギをもらって売ることもあるといいますが、ヤギ1頭は家族7人の1日分の生活費にしかならないそうです。「食料の足りない状況が続いています。今回のような配付がもっと頻繁にあればいいのですが。」

配付物資の内容(1世帯あたり):米10キロ、スパゲッティ2キロ、小麦粉3キロ、豆3キロ、砂糖1キロ、塩500グラム、食用油1リットル、トマト缶2個、茶葉、バケツ、ポリタンク、女性用生理用品、石けん3つ、ビニールシート1枚

待望の雨が降り始めたものの、依然厳しい状況が続いています

ケニアでは10月末からようやく雨季が始まり、突然の大雨で道路が寸断される被害も各地で出ています。今回の配付もその影響で予定より遅くなってしまいましたが、なんとか実施することができました。雨が降ったことで家畜の餌となる植物がまた生えてくることも期待されていますが、それにはまだ時間がかかりそうです。

また、ソマリアとの国境近くにあるダダーブ難民キャンプでは治安が悪化しているため、難民を助ける会はキャンプ内での活動を一時停止しております。今後はガリッサ周辺で、食料不足に苦しむ人々への物資配付を中心に活動を続けていく予定です。今後とも皆さまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

※この活動は皆さまからのご寄付に加え、ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。

トラックの前で食用油のボトルを手渡すクラウス

支援物資の食用油を手渡す難民を助ける会のニコレッタ・クラウス(右)(2011年11月2日)

物資配付会場に集まった女性たち

支援物資を受け取りに来たヤハスレーの人々。これまで支援は全くなかったという(2011年11月2日)

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

東京事務所 ニコレッタ・クラウス

9月より東京事務局で海外事業を担当。ドイツの大学で日本語を専攻し、1989年に初来日。札幌で1年間の留学生活を送る。2005年に再来日し、飲料メーカーや銀行などで勤務。東日本大震災のあとドイツに帰国したものの、再び日本に戻り、被災地でボランティアをした後、当会へ。ドイツ・ミュンヘン出身

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