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安全確保しながら海外事業を継続:新型コロナウイルスによる影響

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新型コロナウイルスの感染拡大が世界規模で続く中、AAR Japan[難民を助ける会]は海外14ヵ国で実施している人道支援事業への影響をできるだけ抑えながら、安全面に配慮して現地駐在員を在宅勤務としたり、日本に一時帰国させたりする緊急措置を、各国の事情に応じて講じています。最新の対応状況を報告します(4月17日時点)。

難民キャンプの活動は一時中断

バングラデシュ南東部コックスバザール県では、約90万人のミャンマー避難民が暮らす難民キャンプで、同国政府の通達により食糧配給や医療以外の支援活動が停止され、AARが運営する子ども向けのチャイルド・フレンドリー・スペース(CFS)、女性向けのウーマン・フレンドリー・スペース(WFS)計4施設も一時閉鎖されています。同国では一般の公立学校も一斉休校しており、援助関係者は「人口密度が異常に高く、衛生状態も悪い難民キャンプで一人でも感染者が出れば、急速に感染が広がる恐れがある」と警戒を強めています。その一方、AARは衛生啓発の一環として、新型コロナウイルスに関する情報が行き渡っていない難民キャンプ、および周辺のホストコミュニティで、現地ボランティアを通じて、手洗いの徹底など感染防止のための情報提供を行いました。
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アフリカでは、南スーダン難民などへの教育支援を実施しているケニアウガンダ、および元難民の定住支援を行っているザンビアで、出入国や国内移動が制限されたため、現地駐在員が全員、日本に一時帰国し、現地職員を通じた遠隔運営の形で、事務所・施設の管理、感染予防に配慮した事業の活動継続、あるいは事業再開に向けた情報収集と準備を進めています。

シリア難民支援事業を展開するトルコでも、感染者が6万1,049人(4月13日時点)を超え、最大都市イスタンブールや首都アンカラで外出禁止令が発令される非常事態に陥ったほか、シリア国内でも感染が確認されています。AARは3月下旬以降、現地職員を通じて、主にトルコの都市部に居住するシリア難民が抱える不安や問題を把握するために、電話やWhatsApp(ラインのような無料通信アプリ)を使った聞き取り、および情報提供を行っています。
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障がい児家庭に衛生用品配付

AARはパキスタン北西部のハイバル・パフトゥンハー州で、小学校を対象に衛生環境改善事業を進めていますが、同国政府は3月下旬、すべての学校の休校を通達するとともに、生活必需品の販売を除く商店の休業、公共交通機関の制限を決定しました。このため、AARは学校での事業を一時中断する一方、事業地の同州ハリプール郡で、障がい児がいる約60世帯への衛生用品(消毒液、石けん、マスク、使い捨て手袋など)と食料の緊急配付を開始しました。また、地雷・不発弾対策を実施しているアフガニスタンでも、石けんなどの配付と衛生啓発活動を計画しています。
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ミャンマーでは、最大都市ヤンゴンで運営する障がい者のための職業訓練校を3月下旬から休校したほか、カレン州での地域に根差したリハビリテーション推進などの事業を一時見合わせています。障がい児のためのインクルーシブ教育支援を行うカンボジアでも、感染者が急増し、研修や会合が実施できなくなっています。AARは活動を控える一方、てんかんの症状を持つ障がい児に対して、専門機関で処方される薬をAARの職員が家庭に届ける対応をとりました。キノコ栽培やナマズ・カエル養殖を通じた障がい者の小規模起業支援に取り組むラオスでは、地方の事業地訪問が難しいため、駐在員が在宅勤務で現地協力団体と連携しながら事業を継続しています。タジキスタンでは感染者が確認されていませんが(4月中旬時点)、国際空港が閉鎖されるとの情報があり、3月下旬に駐在員が帰国したうえで事業を継続しています。

海外事業地はいずれも困難な状況にありますが、AARは難民・避難民や障がい者など最も支援を必要とする方々が不利益を被らないように、できる限り対策を講じつつ、情報収集を続けて、一時中断している事業の再開を目指します。

国内の障がい福祉団体に衛生用品配付

日本国内では、AARが3月末、日本障害フォーラム(JDF)、日本障害者協議会(JD)など関連団体を通じて実施した緊急調査で、多くの障がい関連団体でマスクや手袋、消毒液など衛生用品が不足し、危機的な状況にあることが確認されました。こうした施設では、医療機関と同様に衛生用品の必要性が高いにもかかわらず、公的支援が行き届いていない実情があります。AARは障がい関連団体を対象とした衛生用品・医薬品の配付に向けて、支援企業などの皆様との協働を通じて物資調達を急いでいます。

AARは政治・思想・宗教的に中立の立場で、国内外を問わず、最も弱い立場にある人々を最優先して支援活動を実施しています。日本を含めて、世界中の誰もが等しく新型コロナウイルスの脅威にさらされる今、互いの思いやりと連帯こそが、この未曽有の難局を乗り越える力になると考えます。皆さまの温かいご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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