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震災から2年に寄せて

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東日本大震災でご家族やご友人を亡くされた方々に、衷心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに改めまして心よりお見舞い申し上げます。

未曾有の震災から2年が経ちました。言葉に言い尽くせない2年間であったことと拝察いたします。AARは震災当日に緊急支援を行うことを決め、以来、岩手、宮城、福島の3県に拠点をおいて支援活動を続けてまいりました。この間活動を支えてくださった多くの皆さまに、あらためて心よりの御礼と感謝を申し上げます。2012年12月末までに、国内外から合わせて25億2300万円に上るご寄付と助成金をお預かりし、これまで20億5千万円を活用いたしました。

2年目は、1年目に引き続き、特に困難な状況におかれる障害をお持ちの方々の支援、そして福島第一原発事故の影響下にある方々の支援を重点的に行ってまいりました。

障害をお持ちの方への支援では、障害者福祉施設における仕事創出と販路拡大に力を入れております。震災前から、障害者施設で働く方々の賃金が非常に低いことが全国的な課題でした。震災によってそれまで障害者施設で生産された商品を購入していた企業や個人も被災し、売り上げが激減したことが、それに追い打ちをかけました。そこで、1年目の活動では、施設の建物の再建や機材の提供し、働く場を回復することに注力しました。続く2年目の活動では、販売先の拡大、市場価値の高い製品の生産に向けた支援を実施してまいりました。

原発事故の影響下にある方々への支援では、相馬市への放射線測定機の提供、仮設住宅敷地内への遊具の提供、放射線量の少ない西会津での野外活動の実施などを行っています。これまでに誰も経験したことのない原発事故による影響下での支援活動のため、福島の人々の声に耳を傾けながら、当会にできることを一つずつ実施してきております。

原発事故の影響下では、前向きに一歩を踏み出せる状況にある方は、まだまだ少ないのが実情です。故郷に戻る、新しい土地を見つける、仕事を再開する、子どもを伸び伸びと育てる、あらゆることに原発事故が暗い影を落とし、どこにも進んでいけない苛立ちに満ちています。警戒区域の指定を解かれた地域では、津波の跡がいまだ生々しく、夕暮れに灯りがひとつもともらない街に、一体どうやって暮らしを再建していけばいいのかと、途方に暮れています。

「私たちは、忘れられているから」

怒りでもなく悲しみでもなく、淡々とおっしゃる方の声が耳から離れません。被災地での活動と同様に、被災地で起こっていることを伝えていくこと、関心を喚起し続けることも、私たちの大事な使命であると考えております。

AARは、2011年3月に仙台事務所、盛岡事務所を開設し、2012年4月に福島県相馬市に新たな事務所を開設し、活動してきました。2013年4月からは、盛岡事務所を盛岡連絡所とし、仙台事務所管轄のもと、岩手県・宮城県での活動を継続していきます。福島県では、新たに郡山連絡所を設置し、福島県での活動を強化してまいります。原発事故による避難を余儀なくされた人々が、帰還や新たな土地で定住できるようになるまで、できる限り長期的な支援を実施していく所存です。

改めまして、ご支援くださった皆様に心から御礼申し上げますとともに、これからも私たちの活動をご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

AAR Japan[難民を助ける会]
事務局長 堀江良彰

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