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ラオス:コロナ感染予防に取り組みながら、活動を再開

2020年07月23日  ラオス啓発感染症対策
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屋外で前に立った2人が手洗い方法を伝えている。それを10名ほどの参加者が真似て手洗いの練習をしている。全員マスクをしている。

養殖研修に参加した障がい者へ、手洗い方法を伝える(ウドムサイ県、2020年7月9日)

AAR Japan[難民を助ける会]はラオスで、キノコ栽培やカエル・ナマズの養殖・販売を通した、障がい者の小規模起業支援を行っています。新型コロナウイルスの全感染者が回復し、以前の生活を取り戻しつつある同国で、新たな感染拡大を防ぐことは不可欠です。AARは感染の拡大防止のために控えていた事業地での活動の再開と同時に、感染予防方法などを伝える活動を6月から始めました。ラオス駐在員の久保田和美がご報告します。

障がい者とその家族で感染予防に取り組む

AAR職員が、女性のおでこに向けて検温器をかざしている

新型コロナウイルス対策のために、訪問先では検温を実施しています(2020年6月5日)

AARスタッフがコロナについての説明が書いてある紙をもって説明している

コロナ感染防止に関して、文字が読めなくても理解できるように、イラストを多用した資料を使って説明しました(2020年6月4日)

AARは現在、障がい者が実施するキノコ栽培のフォローアップと、カエル・ナマズ養殖の研修を行っています。AARの現地スタッフが活動地を訪れる際は、マスクを着用し、アルコール消毒ジェルを常に持ち歩いています。支援先の障がい者の家を訪問するときや研修会場では検温を実施。発熱していたり体調不良の方がいないかを確認し、できるだけ距離を保てる場を作っています。また、手を洗う習慣がない方や、基本的な感染予防方法を知らない方も多くいるため、コロナの基本情報、手洗いの重要性、感染の疑いがあるときに相談できるホットラインなども伝えています。

家族に対しては、手洗いができるような環境を整えることなど、障がいのある方が感染対策を実践するために配慮すべき点をお伝えしました。このように、まずは障がい者とその家族、約100人に感染予防の啓発活動を行い、7月からは、手洗いの練習も組み込んだ養殖に関する小規模研修を再開しています。

マスクを着けた状態で、紙の資料をAARスタッフや支援先の障がい者と家族が見ている

キノコ栽培の状況や、困っていることがないかなど、モニタリングを行いました(2020年6月2日)

家計を支える一員へ

新型コロナウイルスの感染拡大は収まってきているものの、経済的に隣国との関係が深く、また国境を越えた人の移動が多い同国では少なからず影響を受け、事業地も例外ではありません。今後しばらくはこうした困難な状況が続くと見込まれます。そのような中、障がいのある方々が自宅でキノコやナマズの販売を通じ経済的に自立できるようになることは、家計を支える大きな力になります。AARは今後も、感染しない、感染させないように十分に注意し活動を続けていきます。

大きなバナーを持ち、屋外で人と距離をあけながら記念撮影

密にならないように注意して記念撮影(ヤブサリー県、2020年7月10日)

障がいのある男性は長靴をはき、網を持っている。AARスタッフは発泡スチロールの箱を持っている

研修後に参加者へ養殖のための仔ガエルや網を配付しました。右はAARスタッフ(ウドムサイ県、2020年7月13日)

*この活動は皆さまからのご寄付に加え、日本NGO連携無償資金協力、公益財団法人イオンワンパーセントクラブのご支援を受けて実施しています。

【報告者】 記事掲載時のプロフィールです

ラオス・ビエンチャン事務所 久保田 和美

2014年9月より現職。在カンボジア日本大使館勤務を経て、AARでミャンマー・サイクロン被災者支援などに携わり、政府系開発援助機関勤務の後、再びAARへ。千葉県出身

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