ケニア Kenya

©Yoshifumi Kawabata

アフリカ大陸東部に位置し、南スーダンやソマリアなど
情勢が不安定な近隣国から逃れてきた60万人近い難民が暮らしています。
その約8割は女性と子どもで、難民キャンプでは教育や職業訓練、
水・衛生分野などさまざまな支援が求められています。

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ケニアの基本情報

面積 58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
人口 5,403万人(2022年:世界銀行)
首都 ナイロビ(Nairobi)
民族 キクユ族、ルヒヤ族、カレンジン族、ルオ族、カンバ族等
言語 スワヒリ語、英語
宗教 伝統宗教、キリスト教、イスラム教
ケニアの地図

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

ケニアでは、難民キャンプを含む地方部と都市部との教育格差が問題になっています。地方部では、学校の校舎などの教育施設の不備、少女の早期結婚・妊娠、紛争体験や難民生活によるストレス、保護者の教育に対する理解不足など、さまざまな課題があります。多くの子どもが十分な教育を受けられていません。

  • 70%

    学校に通う子どもの約70%が難民※1
    初等教育の就学率は64% ※2

  • 146

    1教室あたりの子どもの数は146人
    1トイレあたりでは66人 ※3

参照
KISEDP-II-_Final-Publication_7-March-2023.pdf | UNHCR Kenya
※1、※2トゥルカナ西準郡 ※3カクマ難民キャンプにおいて
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活動 Activity

子どもたちが学校に
通えるように

中央に先生。その回りに座って研修を受けている生徒たちの様子

カウンセリング方法の研修を受ける生徒たち

子どもたちが初等学校での就学を続けられるように、学校施設の建設や整備、困難に対処する方法を学ぶライフスキル教育の推進、教育の重要性を訴える啓発イベントなどを行っています。

これまでの主な活動

  • 2017年~2022年

    コミュニティセンターの
    建設と運営管理

    水の供給をするスタッフとその水に手を伸ばしている四人の子供たちの様子

    難民と受け入れ地域の平和的共存や、若者の生計向上や保護を目的とした活動を実施。

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  • 2012年~2015年

    水の供給・衛生支援

    スタッフとその隣に小さな子供を連れた女性の写真

    繰り返す干ばつの被害を軽減するため、水供給施設の修繕と設置、住民が自ら持続的に運営できる体制を構築。

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  • 2013年

    水害緊急支援

    大きな支援物資を手に持ち笑顔の男性と子供。

    被災者8万人を超える被害がでた水害で緊急支援を実施。毛布や食糧等の支援物資を配布。

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声・ストーリー Voice & Story

ケニアからの声

  • AAR職員の顔を見て話すアナさん

    「本を読めるようになって
    とてもうれしい」

    アナさん(10歳・仮名)

    ノートやペンがないので学校に通えず、家で過ごしていました。そんな時、AARの地域ボランティアの人が家に来て、お母さんと話をして、学校に戻れることになりました。一緒に遊ぶ友だちもできたし、本を読めるようにもなって、とてもうれしいです

  • マサさんの顔写真

    「解決策を一緒に
    探していきたい」

    マサさん(18歳)

    父は南スーダンで暮らし、私はほかの家族とカクマで暮らしています。生徒同士でできるカウンセリング方法の研修に立候補して受講した後、同級生にカウンセリングを行いました。自分だけではなく、学校の中にも外にも悩んでいる人が多くいます。その人たちと気持ちを共有し、解決策を一緒に探していきたいです。

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