難民を助ける会の活動
緊急支援
障害者支援
地雷対策
感染症対策
啓発

これまでの活動

難民を助ける会は、これまで55を超える国と地域で支援活動を行ってまいりました。完了した支援活動の一部をご紹介します。

ハイチ

ハイチ大地震緊急支援(2010)

支援物資を配付

食料や生活必需品を詰めたバケツとプラスチックシートを手渡した。右は東京事務局の堀越芳乃

2010年1月12日(現地時間)、カリブ海地域に位置するハイチ共和国を、マグニチュード7.0の大地震が襲いました。首都のポルトープランスは壊滅的な被害を受け、人口1,000万の同国で死者は31万人、被災者は300万人にも達しました。

難民を助ける会は1月25日に4名からなる緊急支援チームを現地に派遣。その後4月末まで、水や食料、生活物資などをポルトープランスやその周辺の被災地で配付しました。支援物資を受け取った人は、特に支援の届きにくい子どもや女性などの被災者を中心に、計5,300世帯にのぼりました。この活動は2010年4月をもちまして活動を終了しました。ご支援をありがとうございました。

子どもたちへの医療支援・コレラ予防(2011)

仮設ではありますが、しっかりとした建物を建設しました

衛生状態の悪さや栄養不良などで体調を崩しがちな児童養護施設などの子どもたちに、巡回診療とコレラ予防を行っています

ハイチでは、大地震発生前から不十分だった医療サービスの拡充が必要です。特に、親を大地震で亡くした子どもたちなどが暮らす児童養護施設や障害者施設では、医療サービス不足が深刻です。そこで難民を助ける会は現地の団体と協力し、首都ポルトープランスにある約37ヶ所の児童養護施設を巡って子どもたちを診療する、巡回診療の活動を行いました。

また、ハイチで猛威をふるったコレラから身を守るため、巡回診療先の施設に、浄水剤やコレラを発症した場合に脱水症状を和らげる経口補水塩などを配付しました。施設の職員と子どもたちにコレラの予防方法についてのパンフレットやポスターを使ってコレラ予防講座を行いました。これらの活動は、2011年6月をもって終了しました。ご支援いただき、感謝申し上げます。

ラオス

車いす製造・普及事業(2000-2011)

カンパン君

難民を助ける会から車いすを受け取り喜ぶカンパン君

難民を助ける会では、2000年より国立リハビリテーションセンター内の車いす工房の支援を行いました。一人ひとりの身体や生活様式に合った車いすを供給することにより、障害者がより積極的に社会に関わっていけるように支援してきました。
この活動は2011年5月から、現地の国立リハビリテーションセンターが引き継ぐこととなり、難民を助ける会は支援を終了しました。これまでの長年にわたるご支援に心より感謝申し上げます。

カンボジア

障害者のための職業訓練(1993-2011)

職業訓練校でテレビ修理の技術を学び、故郷で自活できるようになったチューン・チャントンさん

難民を助ける会では、1993年より職業訓練を通して地雷被害者やポリオ後遺症などによる障害者の自立を支援しようと、職業訓練校を運営してきました。毎年約40名の生徒が1年間バイク修理、テレビ・ラジオ・ビデオ修理や縫製などの技術訓練を受けてきました。技術だけでなく識字、ビジネスマナー、社会生活に必要な知識なども教え、毎年訓練生たちが社会へ巣立っていきました。2006年には現地NGOとして独立し、難民を助ける会はその後も日本から支援を継続してきましたが、カンボジアでは障害者が学べる職業訓練校や大学が充実してきており、難民を助ける会が始めた訓練校はその使命を終えたと判断したため、2011年3月末をもって支援を終了しました。これまでの長年にわたるご支援に心より感謝申し上げます。

パキスタン

パキスタン洪水の被災者支援(2010-2011)

避難したテントまで水浸しに

避難した被災者のテントまで水が襲う

2010年7月下旬に発生したパキスタン洪水では、1,900人以上の犠牲者と1,700万人以上の被災者が出て、同国で過去最大規模の被害となりました。難民を助ける会では、洪水発生後の2010年8月6日に職員が現地入りし、続いて3名の職員からなる緊急支援チームを派遣。被災者に対し、現地の団体と協力しながら緊急支援物資の配布と基礎医療サービスの提供を行いました。また、同年12月から現在にかけて、越冬物資の配布と、洪水で被災した小学校への支援活動を行っていました。この活動は2011年6月をもって終了しました。ご支援をありがとうございました。

パキスタン大地震の被災者支援(2005-2010)

給水設備支援を行っています

パキスタン北部ブーレ村にて給水設備を再整備する事務局次長の大西清人

2005年10月8日にパキスタン北部で発生した大地震では、4万人近くの死者と約250万人の被災者が出て、2004年のスマトラ沖大地震に次ぐ世界最大級の地震被害となりました。
難民を助ける会では、地震発生の2日後には職員が現地に入り、被災者に対し、現地の支援団体や関係機関と協力しながら緊急支援物資の配布を実施したほか、被災地域での給水設備の復旧支援も行いました。また、緊急支援終了後も、現地団体と協議を継続し、被災した村落での給水設備再整備や、女性の被災者に対する識字教育を実施しました。この活動は2010年5月をもちまして終了しました。ご支援をありがとうございました。

国内避難民への緊急支援(2009年9月-10月)

国内避難民への支援を行っています

戦禍を逃れ、国内避難民となったパキスタンの子どもたちと東京事務局の松本理恵(右端)

2009年4月末以降、パキスタン北部で行われた同国政府軍による反政府組織掃討作戦の影響により治安が悪化し、人々は戦闘地域を逃れ、南部へ流出しました。大規模な戦闘は同年7月中旬に一段落し、人々は故郷へ帰還し始めた一方で、局地的な戦闘のため、国内避難民キャンプや借家、親族のもとに身を寄せる人々も多く存在しました。
難民を助ける会では、戦闘により被害を受けた診療所の機能が回復するまで、臨時の簡易診療所を設置し、国内避難民や帰還民に対し、無料で医療サービスを提供しました。この活動は2009年9月から10月の2ヶ月間にわたり行われました。ご支援ありがとうございました。

アンゴラ

地雷回避教育(2004-2011)

地雷回避教育の様子

アンゴラには、推定800万個もの地雷が埋設されていると言われ、地雷が人々の生活に深刻な影響を与えています。コンゴ民主共和国と接するルンダスル州は、地雷や不発弾の汚染が深刻であるにもかかわらず、難民を助ける会が活動を始めるまで地雷対策活動がほとんど行われていませんでした。
難民を助ける会は2004年9月からプロジェクトを開始。地雷や不発弾から身を守るための教育(地雷回避教育)を行うと同時に、住民から地雷・不発弾の埋設情報を集め、この情報を提携する地雷除去団体に提供することにより、地雷除去を促進してきました。このプロジェクトは徐々に活動地域を広げながら、2007年8月まで3年間実施してきました。
2007年9月から、これまで連携して支援にあたっていた現地のNGO(CAPDC)にこの活動を引き継ぎ、現地NGOへの支援を続けてまいりました。
その後、現地NGOの能力が強化され、難民を助ける会の支援終了後も独自で活動の資金調達や運営ができるようになったため、2011年3月をもって支援活動を終了しました。これまでのご支援に感謝申し上げます。

帰還民支援活動(2006-2011)

裁縫技術の習得に励む帰還民の女性たち

内戦中隣国に逃れていた人々が2004年の停戦後、母国アンゴラに続々と帰還してきました。帰還民の多くは言語の問題や深刻な職不足などにより現在でも社会的・経済的に困難な状況で生活しています。
難民を助ける会は、帰還民が多く暮らすモシコ州ルエナにて、2006年から帰還民のための活動を行う帰還民自身のグループを調査し、2007年5月より帰還民が技術習得を行うためのトレーニングセンターを運営する帰還民グループ(PAEVT)への支援を開始しました。2011年3月までに、6ヵ月間の裁縫コースを3回にわたって開催。約100名の参加者が裁縫技術を身につけ、経済的自立への道を切り拓きました。
2011年3月をもって支援活動を終了しました。これまでのご支援に感謝申し上げます。

2011年

3月 アンゴラでの支援活動を終了

2008年

6月 地雷対策のための自主グループの活動を支援

9月 現地NGOに事業を引き継ぎアンゴラ事務所を閉鎖

2007年

3月 地域主体型の地雷回避教育を目指し、セミナーを開催

7月 帰還民のための技術トレーニングセンターを運営

(事業実施期間:平成18年8月21日~平成19年8月20日)

2006年

6月 マラリア予防事業を終了

(事業実施期間:平成17年8月19日~平成18年8月18日)

2004年 ~ 2005年

4月 地雷被害者支援を開始

6月 マラリア予防事業を開始

(事業実施期間:平成16年8月19日~平成17年8月18日)

2003年

ルアンダ事務所を開設。

ミャンマー(ビルマ)

サイクロン「ギリ」緊急支援(2010-2011)

被災者に米などの食料や生活必需品を配付(被害の大きかったヤカイン州ミエボン地区)

被災者に米などの食料や生活必需品を配付(被害の大きかったヤカイン州ミエボン地区)

2010年10月にミャンマー西部を襲ったサイクロン「ギリ」の被災者に対し、緊急支援を行いました。ミャンマー事務所駐在員の久保田和美に、東京から派遣した2名の職員を加えた支援チームを結成。食料や生活必需品などの緊急支援物資を配付したほか、生活の糧となっていた農業、漁業を再開できるよう、土手の修復支援などの活動を行いました。2010年10月から2011年3月までの間に、約6,000世帯に支援物資を配付しました。ご支援ありがとうございました。

サイクロン「ナルギス」緊急支援(2008-2010)

全壊した家の前に立つ家族

サイクロンによって全壊した民家

2008年5月2日に大型サイクロン「ナルギス」に襲われたミャンマーで、被災直後より現地にスタッフを派遣し、食料や飲料水、ビニールシートなどの緊急支援物資を約19,000世帯に配付しました。2008年9月からは、復興支援として被災地の130の村を訪問し、保健医療、栄養改善、そして障害者支援事業を実施しました。さらに2009年6月から、農業、畜産業、漁業などで生計を立てていた人々に種もみ、家畜、漁網などを提供して、生計の立て直しを支援しました。
この活動は2010年8月をもって終了しました。ご支援ありがとうございました。

スリランカ

内戦後の障害者、地雷被害者支援

地雷被害者へ車いすを提供(左は東京事務局の野際)

難民を助ける会では、2009年8月より現地NGOであるモチベーション・チャリタブルトラスト・スリランカ(Motivation Charitable Trust Sri Lanka)とスリランカ障害者リハビリテーション財団(SLFRD, Sri Lanka Foundation for the Reabilitation of the Disabled)の協力のもと、北部ワウニア県の国内避難民キャンプや、南東部モナラガラ地域を中心に、障害者や地雷被害者へ、車いすや松葉杖などの補助具を届けました。また、2010年8月からは、北部キリノッチ州において、現地NGOのCommunity Trust Fundと協働し、内戦未亡人や地雷被害者の生計活動支援を行いました。カゴ・かばん作りを支援したり、ミシン、家畜などを提供して、内戦からの復興を後押ししました。
これらの活動は、2011年3月をもって終了いたしました。ご支援に感謝申し上げます。
活動の詳細

タジキスタン

医療支援

日本人専門家の講義を聞くタジキスタンのスタッフたち

リハビリテーション講習を熱心に受ける現地の病院のスタッフたち

タジキスタンは旧ソ連時代に医療設備や制度が整えられましたが、ソ連崩壊以後は財源の不足から、旧式の機材は交換されないままで、施設の不具合も放置されていました。また障害者が身体機能を回復するためのリハビリテーションも、物理療法(電気治療器などを用いて身体に刺激を与えるリハビリテーション)でしか行われていませんでした。そこで難民を助ける会では首都ドゥシャンベにある病院の建物を補修し、あわせて医療機材の供与と、日本人専門家によるリハビリテーション講習を実施しました。
この活動は2010年10月をもって終了いたしました。ご支援に感謝申し上げます。
活動の詳細

インドネシア

スマトラ島沖大地震緊急支援(2009-2010)

スマトラ島沖大地震によって倒壊した家(パダン市)

2009年9月30日(水)に発生したインドネシア・スマトラ島沖大地震(マグニチュード7.6)では、430万人が被災し、約10万戸の家屋が損傷するなど、甚大な被害の状況が報告されています。
難民を助ける会では、10月4日(日)にスタッフ2名を現地に派遣。震源地近くで最も被害の大きかった地域のひとつである西スマトラ州パダンにて、活動を開始しました。7日(水)には、パダン市にある、障害児も通う学校10校と協力し、565世帯(約2,800人)に、食糧や生活物資を配布しました。家屋やインフラに壊滅的な損傷をうけた中で暮らす被災者にとっては、生きるために必要な生活物資です。
2010年2月をもって、活動を終了しました。ご支援に感謝申し上げます。

フィリピン

フィリピン台風緊急支援(2009-2010)

被害の大きかった障害者支援施設で生活物資を配布(リサール州カインタにて)

2009年9月26日(土)にフィリピンを直撃した台風16号は、記録的豪雨と洪水被害をもたらし、10月8日(木)現在の総死者数380名、被災者は430万人にのぼるという惨事をもたらしました。そこで難民を助ける会では、10月2日にスタッフ2名を現地に派遣。10月9日(金)には、被害の大きかったリサール州カインタの障害者支援施設「タハナン・ワラン・ハグダナン(TWHI)」の利用者や職員(7割が障害者)の375世帯に、砂糖など食料を含む生活物資を配布しました。また、マットレスがないと寝ることのできない障害者のために、50枚のマットレスを届けました。
2010年8月をもって、活動を終了しました。ご支援に感謝申し上げます。

ページの先頭へ
難民を助ける会
〒141-0021
東京都品川区上大崎2-12-2
ミズホビル5階
Tel:03-5423-4511
Fax:03-5423-4450